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有機スズ化合物の反応開発を目指す基礎的研究

研究課題

研究課題/領域番号 02247202
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関群馬大学

研究代表者

右田 俊彦  群馬大学, 工学部, 教授 (40008412)

研究分担者 佐野 寛  群馬大学, 工学部, 助手 (40162523)
小杉 正紀  群馬大学, 工学部, 助教授 (60008464)
研究期間 (年度) 1990
研究課題ステータス 完了 (1990年度)
配分額 *注記
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
1990年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
キーワード有機スズ化合物 / パラジウム触媒 / ハロゲン化合物 / カップリング反応
研究概要

有機スズ化合物はパラジウム触媒存在下種々のハロゲン化合物とカップリングする。この反応をオレフィン存在下で行うと、オレフィンを組み込んだ新しいタイプのカップリング反応が期待できる。これまでにオレフィンとしてノルボルネンを用いると期待した型の反応が進行することが解った。他のオレフィンを用いても期待した反応生成物を見いだすには至っていない。
そこでノルボルネン骨格を積極的に利用することを考え、ノルボルナジエンの一方のオレフィンだけを用い、得られた生成物を加熱し、レトロディ-ルス・アルダ-反応を行うと得られる生成物はアセチレンを組み込んだカップリング反応を行ったと見なせる。適応可能なハロゲン化合物、有機スズ化合物に制限はあるものの幾つかの成功例を得ることが出来た。
オレフィンを組み込むことに制御があるので、アセチレン類を組み込むための基礎的知見を得るための研究を行った。有機スズ化合物、ハロゲン化合物、アセチレン類の三成分系反応は末端アセチレン類が利用できないことが解った。2ーヘキシン、3ーヘキシンを用い、ヨ-ドベンゼン、ビニルスズの反応をパラジウム触媒存在下で行った結果、期待した生成物が低収率ながら得られた。収率を改善するための努力が残された課題である。
パラジウム触媒存在下ハロゲン化アリルは末端アセチレン類に付加する。得られた生成物はビニル型生成物であるので有機スズ化合物とパラジウム触媒存在下カップリング反応を行う可能性がある。反応はハロゲン化アリルと有機スズ化合物のクロスカップリングに末端アセチレン類を組み込んだと見なせる。幾つかの成功例を得ることが出来た。

報告書

(1件)
  • 1990 実績報告書

URL: 

公開日: 1990-03-31   更新日: 2016-04-21  

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