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非線形複合システムの自己組織化機能とカオス

研究課題

研究課題/領域番号 02248214
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関神戸大学

研究代表者

平井 一正  神戸大学, 工学部, 教授 (30031058)

研究分担者 潮 俊光  神戸女学院大学, 家政学部, 講師 (30184998)
安田 一則  神戸大学, 工学部, 助教授 (30107982)
研究期間 (年度) 1990
研究課題ステータス 完了 (1990年度)
配分額 *注記
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1990年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
キーワード非線形システム / カオス / 複合システム / 自己組織化機能 / 協調現象 / 分岐現象 / 離散事象システム
研究概要

1.複合システムの協調動作 複合システムを構成する各要素又はサブシステムが、全体システムの動作に協調するとき、どのような過渡状態を経て協調動作に移行するかという問題を研究した。このため、複数個の倒立振子を並行して倒立させるシステムを考え、倒立まで各振子の動作を検討した。はじめはばらばらな動きをしていた振子が、一番不安定な振子(短かい振子)が、一番安定な振子(長い振子)の動きにあわせる形で、全体が協調動作に移行していることが明らかになった。
2.複合システムの分岐現象 一般に高次元システムでは、平衡曲面が高次元となり、分岐集合を求めることが困難である。本研究は複合システムの平衡曲面の次元を,構成しているサブシステムの数にまで次元をおとす方法を研究し,これを利用して複合システムの分岐集合を求める方法を明らかにした。この結果、結合の大きさによってカオスが発生することがわかった。
3.複合システムのカオス 一次元非線形離散時間システムが複数個結合した複合システムにおいて,結合の大きさによって、各種周期点やカオスなど、システムに種々な振動が起ることを明らかにし,結合の大きさが強いほど,パラメ-タ平面における安定領域と振動領域の区分がはっきりしてくることを明らかにした。これは自己組織化機能とパラメ-タ結合の関係を研究するための基礎概念を明らかにしたことになる。
4.離散事象システムに対する自律分散制御 離散事象システムにおいて、のぞましい事象のみを制起させるためのス-パ-バイザ-制御があるが,これを自律分散型とし,システムを構成するそれぞれの有限機械に対して適用することによって全体がのぞましい動作をする方法を研究した。

報告書

(1件)
  • 1990 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] K.Hirai: "Coexustence of periodic points and chaos in a nonlinear discreteーtime system" W.Schiehlen ed.Nonlinear Dynamics in Engineering Systems,Springer Verlag. 107-116 (1990)

    • 関連する報告書
      1990 実績報告書
  • [文献書誌] T.Ushio: "Maximally permissive feedback and modular feedback control synthesis in Petri nets with external input places" IEEE Trans.on Automatic Control. ACー35. 844-848 (1990)

    • 関連する報告書
      1990 実績報告書
  • [文献書誌] T.Ushio: "Feedback logic for discrete event systems with arbitrary contrl patterns" Int.J.Control. 52. 159-174 (1990)

    • 関連する報告書
      1990 実績報告書
  • [文献書誌] 平井: "並列倒立振子の制御" システム制御情報学会・研究発表講演論文集(電子情報通信学会論文誌). 34. 341-342 (1990)

    • 関連する報告書
      1990 実績報告書

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公開日: 1990-04-01   更新日: 2016-04-21  

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