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知識システム群の協調メカニズムに関する基礎研究

研究課題

研究課題/領域番号 02248215
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関徳島大学

研究代表者

小野 典彦  徳島大学, 工学部, 助教授 (60194594)

研究分担者 渡辺 尚  静岡大学, 工学部, 助教授 (90201201)
福見 稔  徳島大学, 工学部, 助手 (80199265)
大松 繁  徳島大学, 工学部, 教授 (30035662)
研究期間 (年度) 1990
研究課題ステータス 完了 (1990年度)
配分額 *注記
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1990年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
キーワード自律分散システム / 分散人工知能 / 分散協調問題解決 / 事例ベ-ス推論 / エピソ-ド記憶
研究概要

(1)新しい協調メカニズムの設計とその評価:本研究の報告者らは,計算機による談話理解技術と知識システム群による協調メカニズムの類似性に着目し,協調メカニズムをもつ知識システムのモデルを設計し,それに基づいた知識システム群を実装してきた.このモデルの問題点は,「知識システム群の協調的な振舞いの根源は各知識システムの推論メカニズムに有り」との立場から設計されていることから,モデルが複雑なものとなっていること,および知識システムが環境に対して適応的に振舞えないことである.本研究では「協調メカニズムはこのような複雑な推論メカニズムよりはむしろ各知識システムの経験的知識の蓄積に有り」との立場から,協調的問題解決事例に基づくモデルを設計し,少数の知能ロボット群の分散的かつ協調的な制御問題への適用を通して,その簡潔性および環境への適応性などを確認した.
(2)協調プロトコル再構成メカニズムの要素技術の検討:協調プロトコルの再構成には,パラメ-タの微調整から,知識システムへの役割の割当てや新規なプロトコルの生成に至るまでの種々のレベルのものがあり,そこで適用すべき要素技術そのレベル毎に異なってくる.本研究では特に(A)プロトコルの骨格は固定したままパラメ-タの最適化を行なうための要素技術(主としてニュ-ラルネットおよび適応制御に関するもの)および(B)新規なプロトコルを経験的に獲得するための要素技術(主としてエピソ-ド記憶に関するもの)に焦点を当て,それらの適用可能性について検討を行なった.

報告書

(1件)
  • 1990 実績報告書
  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] 小野 典彦: "エピソ-ド記憶に基づく相互主導的対話システム:知識システム群による分散協調問題解決へ向けての基礎研究" 計測自動制御学会 第1回自律分散シンポジウム資料. 59-62 (1990)

    • 関連する報告書
      1990 実績報告書
  • [文献書誌] 小野 典彦: "問題解決事例に基づく知識システム群の協調メカニズム" 文部省科学研究費補助金重点領域研究「自律分散システム」第1回 全体講演会論文集. 1-4 (1991)

    • 関連する報告書
      1990 実績報告書
  • [文献書誌] 小林 真也: "拡張メッセ-ジパッシングを用いた先行制御方式のモデル化と解析(発表予定)" 電子情報通信学会論文誌.

    • 関連する報告書
      1990 実績報告書
  • [文献書誌] 福見 稔: "ニュ-ラルネットワ-クによる位置ずれ・回転に不変なパタ-ン認識システム" 電気学会論文誌. C110. 148-155 (1990)

    • 関連する報告書
      1990 実績報告書
  • [文献書誌] 福見 稔: "新しいニュ-ロンモデル“CONE"とその学習アルゴリズム" 電気学会論文誌. C110. 191-197 (1990)

    • 関連する報告書
      1990 実績報告書
  • [文献書誌] 福見 稔、大松 繁: "高速な収束特性を有するニュ-ロンモデル「CONE」とそのパタ-ン認識への応用" 電子情報通信学会論文誌. DーII・73. 648-6 (1990)

    • 関連する報告書
      1990 実績報告書

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公開日: 1990-04-01   更新日: 2016-04-21  

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