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高機能高品質ソフトウェアの評価法の研究

研究課題

研究課題/領域番号 02249110
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関九州大学

研究代表者

牛島 和夫  九州大学, 工学部, 教授 (40037750)

研究分担者 藤村 直美  九州芸術工科大学, 助教授 (40117239)
島崎 眞昭  九州大学, 大型計算機センター, 教授 (60026242)
木村 泉  東京工業大学, 理学部, 教授 (50015525)
研究期間 (年度) 1990 – 1992
研究課題ステータス 完了 (1990年度)
配分額 *注記
9,000千円 (直接経費: 9,000千円)
1990年度: 9,000千円 (直接経費: 9,000千円)
キーワードソフトウェア文書の評価法 / 計算機マニュアルの分かりやすさ / 利用者インタ-フェ-スの評価法 / 初心者の学習モデル / ス-パコンピュ-タプログラムの評価法 / LAPACK / ソフトウェア生産性のモデル式 / 組み込み型マイクロプロセッサ
研究概要

1.研究代表者(牛島)は、ソフトウェア文書評価の一環としてテキスト情報のみに絞って計算機マニュアルの分かりやすさを定量的に評価する方法のモデル構築を試みた。計算機マニュアルを含む機械可読テキストを収集し、これを解析することによって、文章中の非平仮名率、平均文長、受動態頻度、などの14の基礎指標を計数し、因子分析を行った結果、それらを、文章の簡潔さ、読みやすさ、理解しやすさと名づけてよいと思われるグル-プに分けられることが分かった。
2.研究分担者(木村)は、ソフトウェア利用者の挙動を、その心理的機序を読み取れる程度の精密さで記録し、これを解析検討して、利用者インタフェ-スの品質に関する評価尺度を定式化するために、開発中のパソコン用の打鍵デ-タ収集システムの仕上げ作業を行い、これを利用して、既存パソコンソフトウェアの利用状況に関してデ-タを収集し、特にソフトウェアのキ-ボ-ドインタフェ-スに着目して、初心者の学習に関する実験を行い、その結果を説明するモデルを開発した。
3.研究分担者(島崎)は、ス-パコンピュ-タ用ソフトウェアの評価法を、普通の利用者と計算機の専門家とによるものについて使用実態調査により検討した。前者として計算センタ-利用者からベクトル/スカラ比10倍以上のもの選び、計算機の性能を十分引出し得ているか、改善は可能か調査し、2ー3倍の性能向上を図れることが分かった。後者としてLAPACKをわが国の複数のス-パコンピュ-タ上で性能測定し、ベンチマ-クテストとして妥当であるという感触を得た。
4.研究分担者(藤村)は、組み込み型マイクロプロセッサ用ソフトウェア生産性を定量的に評価するためにアンケ-ト調査を行い、ソフトウェアの規模(S)、所要工数(M)、開発期間(T)に基づいた生産性のモデル式を試作した:M=1.97×S^<0.76>、T=2.36×M^<0.42>。

報告書

(1件)
  • 1990 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 森川 治: "パソコン用打鍵デ-タ収集システム" 情報処理学会論文誌. 31. 1822-1831 (1991)

    • 関連する報告書
      1990 実績報告書
  • [文献書誌] 桜井 尚子: "大規模線形計算パッケ-シLAPACKのベクトル計算機上での最適化と性能評価について" 九州大学大型計算機センタ-計算機科学研究報告. 8. (1991)

    • 関連する報告書
      1990 実績報告書
  • [文献書誌] 高橋 善文: "計算機マニュアルの分かりやすさの定量的評価方法" 情報処理学会論文誌. 32. (1991)

    • 関連する報告書
      1990 実績報告書

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公開日: 1990-04-01   更新日: 2016-04-21  

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