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並列論理型言語によるプログラミング法に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 02249203
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関京都大学

研究代表者

松本 裕治  京都大学, 工学部, 助教授 (10211575)

研究期間 (年度) 1990
研究課題ステータス 完了 (1990年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1990年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード並列論理型言語 / 並列プログラム / 探索問題 / プログラミング方法論 / 論理型言語
研究概要

並列論理型言語によるプログラミング方法論の基礎的な研究として、本年度はいくつかの探索問題について問題の再帰的な記述および制約条件の付加を行い、そこから並列プログラムを導出する研究を行った。研究内容は2つに分けることができる。一つは部分問題の解を並列なプロセスと考え、問題の再帰的な記述をボトムアップに見ることにより小さな部分問題の解からより大きな部分問題の解の構成を行うプログラムを通信を行う並列プロセスとして定義することである。これにはいくつかの多様性が存在するものの、機械的な操作でプログラミングが行えることがわかった。もう一つは、問題に付加された制約条件を部分問題に対応するプロセスとは独立の並列プロセスとして定義し、プロセス間で通信されるデ-タから条件を満たさない要素を取り除くフィルタ-として実現することである。これによって、見通しよくかつ並列度の高いプログラミングを行うことができることがわかった。また、具体的な応用として自然言語解析のための並列構文解析システムを開発しており、本年度は、自然言語に現れる熟語などの特徴的な構文構造の解析に対して並列プログラムの考え方が有効に働くことを示した。一方、自然言語の解析については瞹眛性の解消が重要な研究課題であり、そのためには文の局所的な情報だけでなく全体の構造や文を越えた文脈に関する情報を参照する必要が生じる。このための材細として、本研究で考えている並列プログラムにおける大局的な情報の参照を行う機能が重要であると考え、その基礎的な研究も合わせて行った。

報告書

(1件)
  • 1990 実績報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] 松本 裕治: "並列論理型言語による探索問題のプログラミングーLayered Stream法の拡張ー" 並列処理シンポジウムJSPP'90論文集. 265-272 (1990)

    • 関連する報告書
      1990 実績報告書
  • [文献書誌] 松本 裕治: "並行パ-ザにおける並列向の取り扱いについて" 電子情報通信学会自然言語とコミュニケ-ション研究会. NLCー90ー42. 9-15 (1990)

    • 関連する報告書
      1990 実績報告書
  • [文献書誌] Yuji Matsumoto: "Handling Coordination in a Logicーbased Concurrent Parser" Proceedings of the Third International Workshop on Natural Language Understanding and Logic Programming. 1-11 (1991)

    • 関連する報告書
      1990 実績報告書
  • [文献書誌] 山上 勝義: "双方向並行構文解析と熟語処理への応用" 情報処理学会第42回全国大会論文集. 3. 82-83 (1991)

    • 関連する報告書
      1990 実績報告書
  • [文献書誌] 松本 裕治: "並列論理型言語による探索問題のプログラミング" 情報処理学会論文誌. 32. (1991)

    • 関連する報告書
      1990 実績報告書

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公開日: 1990-04-01   更新日: 2016-04-21  

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