研究課題/領域番号 |
02250104
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研究種目 |
重点領域研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
小倉 協三 東北大学, 非水溶液化学研究所, 教授 (80006303)
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研究分担者 |
砂本 順三 京都大学, 工学部, 教授 (80037811)
大橋 守 電気通信大学, 電気通信学部, 教授 (70015535)
杉浦 幸雄 京都大学, 化学研究所, 教授 (40025698)
楠本 正一 大阪大学, 理学部, 教授 (30028253)
市原 耿民 北海道大学, 農学部, 教授 (20000820)
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研究期間 (年度) |
1990
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研究課題ステータス |
完了 (1990年度)
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配分額 *注記 |
62,500千円 (直接経費: 62,500千円)
1990年度: 62,500千円 (直接経費: 62,500千円)
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キーワード | 動的天然物化学 / 精密構造認識 / 生体低分子 / 糖質 / 核酸 / 酵素 / 励起分子 / 細胞表層 |
研究概要 |
本重点領域研究は計画計究のみならず公募研究を重視しており、研究者相互の問題点を討議し、情報を交換して新しいbreakthroughを求めることが重要であるとの認識にたって研究をおこなった。極力早期に発足の会合を持つこととし、東京において第1回総括班会議、班会議および全体会議を5月18日に行ない、各班員に重点領域研究の推進方法を徹底させるとともに、各班の研究計画の説明を行った。各班会議は班員同志の情報交換と総括班評価グル-プが全体を通じて出席でき、班相互の出席も可能であるように考慮し、7月23〜26日に箱根で泊まり掛けで行った。各自これからの3年間の研究計画を詳細に説明し、活発な討論を行ない情報交換、懇親の実を充分に挙げることができた。8月29日総代表が死去し、これに伴い本重点領域研究の組織の再編成が速やかに行なわれ領域研究全体への影響を小さくするよう努めた。第1回公開シンポジウムは予定どうり名古屋において11月26〜27日に行ない、さらに第2回総括班会議、班会議を開催し、班員相互の情報交換を行なった。また本領域研究には共同利用設備として、分子構造解析用コンピュ-タ-を名古屋大学農学部に設置した。11月28日には同コンピュ-タ-の利用者説明および講習会を催し、各班長から推薦のあった班員が参加しその活用を促した。これによれば複雑な構造の化合物の安定な形や、分子間相互の存在状態の計算を行ない、さらに核磁気共鳴装置を用いたNOE測定値からの距離情報と連動されることにより計算値を実験値と対比させることができる。コンピュ-タ-クラフィックにより精密構造認識の化学を実験科学として開始した。一方、各班の研究課題を中心に班員以外の研究者の出席を含めた生物発光研究会および花色素の構造研究会も開催した。さらに領域ニュ-スを3回発行し領域内班員相互の連絡につとめた。
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