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陰イオン種認識能を有する低分子天然有機化合物の動的挙動と結合体の精密構造

研究課題

研究課題/領域番号 02250208
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関筑波大学

研究代表者

柿澤 寛  筑波大学, 化学系, 教授 (50015492)

研究分担者 楠見 武徳  筑波大学, 化学系, 講師 (70015882)
井上 幸信  筑波大学, 化学系, 助教授 (00015570)
研究期間 (年度) 1990
研究課題ステータス 完了 (1990年度)
配分額 *注記
3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
1990年度: 3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
キーワード分子認識 / グアニジン / パルミトイルスペルミジン / Ptilomycalin
研究概要

生物は高度の機能を発現するために、核酸とか蛋白質などの高分子物質のほかに、生体内に存在する低分子のイオン種が重要な役割を果たしているが、これらのイオン種は単独で作用していることは少ない。例えばナトリウムとかカリウムのような陽イオンは含ヘテロ原子環状化合物と結合することによってその機能を発揮し、又その作用は後者によってコントロ-ルされている。このように陽イオンを認識しその作用をコントロ-ルするのに関与している生体物質は知られているが、生体内に著しく多種類存在する陰イオン性の物質ーー例えばカルボン酸、リン酸、硫酸などのイオングル-プを持つ有機物を認識し、その機能をコントロ-ルする低分子性の物質に関する研究は殆どなかった。本研究では生体内に存在する多種多様な陰イオン物質(カルボン酸、アミノ酸、アルキルリン酸、アルキル硫酸)と相互作用する低分子天然有機化合物について研究を行なった。
カリブ海産および紅海産のスボンジから単離された強い生理活性を有するPtilomycalin構造について研究し、グアニジンを含む多官性部分にパルミトイルスペルミジンが結合した構造であることが明かになった。この物質には二種類のコンフォオマ-が存在しているが、これはNMRおよびモデル化合物の挙動からアシルスベルミジン部分の第三アミドの回転異性体によるものであることが、明かにまたこのアミドプロトンは速やかに交換するが、これはグアニジン基に近接して存在するカウンタ-イオンの作用によるものであることが明かになった。

報告書

(1件)
  • 1990 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Y.Kashman,I.Ohtani,T.Kusumi,H.Kakisawa: "A novel polycyclic quanidine alkaloid of marine origin." J.Am.Chem.Soc.111. 8925-8926 (1989)

    • 関連する報告書
      1990 実績報告書

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公開日: 1990-04-01   更新日: 2025-11-17  

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