• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

理論計算によりオリゴ糖の立体配座解析とそれに基づく作用機構の解明及び合成法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 02250213
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関東京工業大学

研究代表者

高橋 孝志  東京工業大学, 工学部, 助教授 (80110724)

研究分担者 山田 晴夫  東京工業大学, 工学部, 助手 (10175664)
研究期間 (年度) 1990
研究課題ステータス 完了 (1990年度)
配分額 *注記
2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
1990年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
キーワードオリゴ糖 / 立体配座解析 / モンテカルロ法 / スペ-サ- / パラジウム解媒 / NCS・クロモフォア / アミノ糖
研究概要

本研究では、植物防御機構上重要なファイトアレキシン合成のエリシタ-作用を有するHexaーβーDーglucopyranoーsylーDーglucitol(1)の活性発現の動的機構及び特異な抗腫瘍活性から注目を集めているネオカルチノスタチン(NCS)ークロモフォア(2)のアミノ糖の役割を分子レベルで解明することを目的として,平成2年度は以下の事項について検討した。
<分子力場計算を用いたオリゴ糖の立体配座解析>___ー:自由度の大きいオリゴ糖の立体配座解析にモンテカルロ法を応用し、MM2力場を用いて構造最適化を行った。その結果、MM2力場がExoーAnomeric効果を再現し、3、6ー、4、6ートリーβグリコシドでは高度な水素結合のネットワ-クが形成していることが確かめられた。
<パラジウム触媒を活用したオリゴ糖の合成>___ー:分岐糖合成の新手法として、グリコシル化の位置選択性をスペ-サ-分子で制御する分子内グリコシル化の検討を行っている。この鍵となるスペ-サ-分子の導入をパラジウム触媒を用いたカルボニル化で達成することができた。また、Allyloxycarbonyl基がグルコ-ス2位あるいは6位の水酸基に位置選択的に導入できること、パラジウム触媒存在下、ぎ酸を用いた還元反応により官能基選択的に脱保護できることを見いだした。
<NCSーアミノ糖の分子認識機構の解明>___ー:NCSクロモフォアの分子認識機構の解明には、不安定なNCS骨格に対するアミノ糖、ナフトエ-ト基の導入が不可欠である。本年度は、これらの導入に必要な水酸基を有する12員環エ-テル3__ーの合成ル-トを確立した。今後、種々の糖の導入法について検討を行う予定である。

報告書

(1件)
  • 1990 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] 高橋 孝志: "パラジウム触媒を用いた糖類の新保護法の開発" 第60回日本化学会春季年会講演予稿集.

    • 関連する報告書
      1990 実績報告書
  • [文献書誌] 高橋 孝志: "パラジウム触媒を用いたカルボニル化による糖、スペ-サ-の合成" 第60回日本化学会.春季年会講演予稿集.

    • 関連する報告書
      1990 実績報告書
  • [文献書誌] 山田 晴夫.: "有機合成の新手段ーコンピュ-タの活用ー" 有機合成化学協会誌. 48. 593-605 (1990)

    • 関連する報告書
      1990 実績報告書
  • [文献書誌] Takashi Takahashi: "Regio and Chemoselective Protection and Deprotection in Carbohydrates by Palladium Catalized Reaction."

    • 関連する報告書
      1990 実績報告書

URL: 

公開日: 1990-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi