研究課題/領域番号 |
02250218
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研究種目 |
重点領域研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
小林 一清 名古屋大学, 農学部, 助教授 (10023483)
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研究分担者 |
岡田 鉦彦 名古屋大学, 農学部, 教授 (20023103)
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研究期間 (年度) |
1990
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研究課題ステータス |
完了 (1990年度)
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配分額 *注記 |
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1990年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
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キーワード | 動的天然物化学 / 精密構造認識 / 合成多糖 / 細胞表層多糖 / 糖質高分子化学 / 構造制御合成 / 糖質工学 / 細胞特異性高分子 |
研究概要 |
細胞膜表層や微生物細胞壁にあるオリゴ糖や多糖は、細胞間の認識信号として、また生体内の活性発現の調節因子として、重要な機能を担っている。本研究では、糖質高分子合成化学の観点から、構造の明確な多糖誘導体を精密化学合成し、糖鎖の特異的な精密構造認識機能の解明に役立てることを目指している。有機化学や重合化学の理論と、糖質化学や生物化学の手法とを活用して、αーマンノ-ス、βーガラクト-ス、βーグルコサミンなどの糖鎖が認識信号として濃密に組み込まれた4種類の機能多糖を合成した。これらの機能多糖が、低分子物質とは異なった特有の動的精密構造認識を発現し、新しい生理・薬理活性物質や生体機能材料の創出につながることを期待したい。1.アンヒドロ糖誘導体の開環重合法を二糖に応用して、主鎖も側鎖もマンノ-スからなる完全に制御された構造の櫛型枝分かれ多糖を得た。この合成マンナンとレクチンとの相互作用を二重拡散沈降法により調べて、構造の特徴を明らかにした。2.開環重合に隣接基関与を組み込んで(1→6)ーβーDーガラクトピラナンの合成に成功した。モノクロナ-ル抗体と反応して興味深い機能を発現することが期待される。3.ラクト-ス置換スチレンモノマ-のテロメル化により、およそ1から10の重合度からなるオリゴマ-を調製した。アシアロ糖タンパク質レセプタ-との相互作用を詳細に調べるためのモデルとなる。4.細胞認識信号であるNーアセチルグルコサミンを側鎖にもつ高分子量のポリスチレン誘導体を合成した。
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