研究課題/領域番号 |
02252107
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研究種目 |
重点領域研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 東京工業大学 |
研究代表者 |
澤岡 昭 東京工業大学, 工業材料研究所, 教授 (40029468)
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研究分担者 |
真下 茂 熊本大学, 工学部, 助教授 (90128314)
永山 邦仁 九州大学, 工学部, 助教授 (20040446)
庄野 安彦 東北大学, 金属材料研究所, 教授 (80013481)
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研究期間 (年度) |
1990
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研究課題ステータス |
完了 (1990年度)
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配分額 *注記 |
15,600千円 (直接経費: 15,600千円)
1990年度: 15,600千円 (直接経費: 15,600千円)
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キーワード | 凝縮媒体 / 衝撃波 / マッハディスク / 衝撃波構造 / 衝撃銃 / 弾塑性転移 / せん断衝撃波 |
研究概要 |
本研究は固体中の衝撃波の挙動を明らかにすることを目的に4機関に所属する研究者が有機的に連係を保って行なう計画である。本研究は基本的には高速飛翔体の平面衝突を利用して行なうものである。(1)東京工業大学澤岡は直径40mmの飛行板を2km/sで試料アセンブリ-に平行衝突させることができる火薬銃と、厚み3.2mmの大型金属板を2km/sで衝突させることができるマウストラップ型爆薬装置を使用して衝撃実験を行なった。外径40mmのアルミニウム円筒に純鉄製のロッド又は、粉体試料室をもつSUS304製カプセルを挿入し、端面に飛行板を高速衝突させた。ロッド又はカプセル中にマッハディスクが形成し、アルミの円筒を使用しない場合にくらべ、同じ衝突条件において、50%の増圧効果があることが分った。計算機シミュレ-ションによって、マッハディスクの生成機構を明らかにし、材料合成手段としての可能性についての知見を得た。 (2)東北大学庄野は酸化チタン単結晶(ルチル)の衝撃回収実験を二段式軽ガス銃と火薬銃を使用して行なった。結晶の衝撃圧縮の方向によって、高圧相への転換率が著しく異ることを見出し、結晶構造と衝撃圧縮についての多くの知見を得た。 (3)九州大学永山は高分子中の弾塑性衝撃波構造を明らかにするための500m/s級精密ガスガンの設計製作を行ない、その特性試験を行った。 (4)熊本大学真下は現有のキ-付火薬銃を使用して、セラミックス中の圧縮一せん断衝撃波の圧力履歴を観測するための回転流しカメラの製作を行ない、その特性試験を行なった。これを使用して、部分安定化ジルコニアについての衝撃圧縮試験を行なう。
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