研究課題/領域番号 |
02252109
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研究種目 |
重点領域研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
藤原 俊隆 名古屋大学, 工学部, 教授 (90023225)
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研究分担者 |
佐宗 章弘 名古屋大学, 工学部, 助手 (40215752)
久保田 弘敏 東京大学, 工学部, 教授 (30114466)
斉藤 昊 広島大学, 理学部, 教授 (00033853)
松為 宏幸 東京大学, 工学部, 教授 (00026098)
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研究期間 (年度) |
1990
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研究課題ステータス |
完了 (1990年度)
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配分額 *注記 |
20,800千円 (直接経費: 20,800千円)
1990年度: 20,800千円 (直接経費: 20,800千円)
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キーワード | 衝撃波 / 化学反応 / 非平衝 / デトネ-ション / ラジカル / 分子動力学 / レ-ザ- |
研究概要 |
デトネ-ションの研究に関しては、(i)斜めデトネ-ションの安定性と周期的振動の機構解明、(ii)逆制動ふく射を伝播機構とするレ-ザ-・デトネ-ションの可能性が調ベられた。これらは簡単化された化学反応に基いて解析された為、実際の現象が推測に基く機構から物理化学的に生じるかどうか、解析の結果は定性的に納得のゆく結論へ導く。即ち斜めデトネ-ションの振動は、局所的な爆発と壁から反射する圧力波間の相互干渉による共鳴現象である。炭酸ガスレ-ザ-を、水素分子やアルゴンガス中に、一平方ミリ当り10メガワットの強度で集光すると、球面レ-ザ-・デトネ-ションが伝播しそうである。 衝撃波後方において、アセトアルドキシム及びホルムアルドキシムを熱分解し、生成物の挙動を調べた。二段階の単分子反応が起こる場合に、一段階目の反応の非平衡遷移状態構造が、二段階目の反応経路の選択を支配すると言う考えと同様に、分子の異性化についても検討がなされた。実験と反応分子動力学的計算の双方から、この事は言えそうである。 その他松為、藤井、山崎らは、多くのラジカル反応に関して、衝撃波後方の高温下における、高速連鎖反応存在下に、速度定数を良い精度で計測した。この手法により、この迄全くと言っても良い程に手のつけられなかったラジカル反応が解明され、燃焼現象の制御や公害汚染物質の抑制に役立つ研究が行われる可能性を与えている。
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