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新しいホメオボックス遺伝子BHグル-プによる遺伝子転写制御と細胞分化

研究課題

研究課題/領域番号 02258202
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関東京大学

研究代表者

西郷 薫  東京大学, 理学部, 教授 (50136454)

研究期間 (年度) 1990
研究課題ステータス 完了 (1990年度)
配分額 *注記
2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
1990年度: 2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
キーワードホメオボックス / Bar / 複眼 / 分化 / ショウジョウバエ / トランスアクチベ-タ- / DNA結合部位 / シグナルトランスダクション
研究概要

1)BarH2遺伝子の構造決定。BarH1遺伝子の全構造は既に決めている。BarH2の全genomic DNAとcDNAを単離し、それらの塩基配列を決定した。そ結果BarH2は、6kbと1kbの二つのイントロンを持ち、645アミノ酸からなるポリペチドをコ-ドする遺伝子である事が判明した。BarH2のホメオドメイン60アミノ酸のうち56はBarH1と全く同一であった。更に興味深い事に、両者で異なるアミノ酸は全て、トランスアクチベ-タ-の結合サイトと想定されるヘリックス2に局在していた。この事は、BarH2タンパクがBarH1タンパクとは異なるタンパクにより活性化されるにも拘らず、同一の塩基配列を認識しDNAに結合する事を示唆している。2)BarH1タンパクのftz結合部位への結合。BarH1のin vivoでのDNA結合部位は、まだ同定されていない。BarH1タンパクのDNAへの結合性を調べるために、ヘリックス3の9番目のアミノ酸がグルタミン残基である事に着目し、ftzタンパクの結合するNP配列へのBarH1タンパクの結合性を調べた。フィルタ-アッセイ、サウスウエンタンブロットにより、BarH1タンパクが、NP配列と強く結合する事が分かった。またこの結果は、footprintingでも確かめられた。3)抗BarH1抗体を用い光受容細胞R1,R6における特異的発現に対する他の遺伝子の影響を調べた。その結果、BarH1の発現開始には、R2,R5でのホメオボックス遺伝子roの発現が、またその維持には、glass遺伝子産物が必要な事が示唆された。またBarH1は、自分自身の遺伝子産物によっても正の調節を受けている事も示された。

報告書

(1件)
  • 1990 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Tetsuya Kojima: "Identification of a newーtype homebox gene,<BarH1>___ー,possibly causing <Bar>___ー and <Om(1D)>___ー mutations in <Drosophila>___ー" Proc.Natl.Acad.Sci,USA. (1991)

    • 関連する報告書
      1990 実績報告書

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公開日: 1990-04-01   更新日: 2016-04-21  

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