研究課題/領域番号 |
02262214
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研究種目 |
重点領域研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
畑中 正一 京都大学, ウイルス研究所, 教授 (30142300)
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研究期間 (年度) |
1990
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研究課題ステータス |
完了 (1990年度)
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配分額 *注記 |
8,800千円 (直接経費: 8,800千円)
1990年度: 8,800千円 (直接経費: 8,800千円)
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キーワード | ウイルスによるがん化 / がん化の抑制 / HTLVーI / Tax / FGF |
研究概要 |
(a)Taxによりがん化した細胞内でTaxと結合している細胞内因子を分離同定した。HTLVーIのTaxは単独で細胞をトランスフォ-ムし更にがん化する能力がある。このトランスフォ-メ-ションとがン化のメカニズムを研究した。まずTaxがトランスフォ-メ-ションの維持に不可欠であることを正常復帰細胞株を選択して解析した。Taxによりトランスフォ-ムした細胞株に薬剤耐性のマ-カ-を組み込んだ。このトランスフォ-ムして且つ薬剤耐性をもつ細胞株から正常復帰細胞を分離した。これらの正常復帰細胞株を解析した結果、全てTaxの遺伝子を襄失していた。 (b)Taxはリンパ球の細胞の増殖因子IL_2及びIL_2レセプタ-を誘導発現して不死化した。がん化抑止のメカニズムの解明に増殖因子とそのレセプタ-発現が見られるオ-トクリンカニズムの自然がんを発現した。種々の増殖因子及びレセプタ-を発現するヒトの悪性種瘍を検討した。その結果、ヒトの脳種瘍がFGFとFGFレセプタ-を過剰発現しているオ-トクリンメカニズムであることを発見した。そこでin vitro及びin vivoで、がん化を抑制する実験を行った。FGFを中和する抗体がin vitroではanchorage independentの増殖を抑制し、ヌ-ドマウスではがん化が抑制された。
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