研究課題/領域番号 |
02299112
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研究種目 |
重点領域研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
吉川 寛 大阪大学, 医学部, 教授 (70019876)
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研究分担者 |
堀田 康雄 名古屋大学, 理学部, 教授 (30190218)
平賀 壯太 熊本大学, 医学部, 教授 (40027321)
竹家 達夫 京都大学, 科学研究所, 助教授 (60112330)
石浜 明 国立遺伝学研究所, 教授 (80019869)
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研究期間 (年度) |
1990
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研究課題ステータス |
完了 (1990年度)
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配分額 *注記 |
3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
1990年度: 3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
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キーワード | 細胞複製 / 染色体の複製 / 染色体の分配 / 細胞分裂 / 細胞周期 / 細胞生産装置の複製 |
研究概要 |
重点領域研究「細胞複製の分子遺伝学的展開」昭和63ー平成元年、3年間の研究成果をとりまとめ、英文の単行本として出版することを目的に以下の事業を行った。 1。編集会議。上記重点領域の5つの班の代表者に各班の最も成果を挙げた研究者を加え約10名の編集委員による会議を開き基本方針を検討した。その結果、1)優れた成果を修めた研究グル-プの3年間の研究を中心とした、世界に通用する総説集とすること、2)この分野の急速な発展を記録するための分子遺伝学的情報集を班員自身の手で作成しグロッサリ-として添付すること、3)外国の一流出版社の協力を得ることを決定した。 以上の方針に沿って、1)染色体複製と分配、2)細胞分裂と細胞周期、3)細胞成長と遺伝子発現、4)グロッサリ-:細胞成長と分裂に関与する遺伝子と蛋白、の4章立てとし、各々の執筆者を決定した。また日本学会出版センタ-とSpringerーVerlag社の共同出版とすることが出来た。 2。編集活動と成果。国立遺伝学研究所、石浜明教授を編集長として15グル-プに原稿を依頼し、主として石浜教授と吉川が査読を重ね、学会出版センタ-の協力を得て編集に当たった。その結果当初の予定を約30頁越えた266頁に達する図書を作成することが出来た。各々の論文は期待どうり、研究者の優れた実績を中心とした最新でかつ将来を展望した総説となっている。この分野はわが国の研究者の層が厚く、高い評価を受けているため世界の研究者の注目を受けることが期待される。また研究者の協力によって初めて日本人研究者の自力で遺伝子と蛋白のグロッサリ-を作成できたこともこの出版の特筆すべき成果である。
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