研究課題/領域番号 |
02299115
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研究種目 |
重点領域研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
土田 英俊 早稲田大学, 理工学部, 教授 (90063461)
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研究分担者 |
井口 洋夫 岡崎国立共同機構, 分子科学研究所, 所長 (00100826)
吉田 善一 京都大学, 工学部, 名誉教授 (60025814)
千田 貢 京都大学, 農学部, 教授 (90026419)
栗村 芳實 茨城大学, 理学部, 教授 (80007707)
戸嶋 直樹 東京大学, 工学部, 助教授 (50011010)
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研究期間 (年度) |
1990
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研究課題ステータス |
完了 (1990年度)
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配分額 *注記 |
3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
1990年度: 3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
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キーワード | 高分子錯体 / 動的相互作用 / 電子過程 / 弱い配位系 / 多重相互作用 / 多電子移動 / 連続ポテンシャル場 |
研究概要 |
新しい物質系としての高分子錯体の基礎科学を確立することを目的とした重点領域研究「高分子錯体の動的相互作用と電子過程」の実験成果をもとに、本成果取りまとめ班では、研究組織全員が一体となって高分子錯体の動的相互作用と多電子過程を総合的に把え、基礎科学としてまとめあげるとともに、成果を広く公開し充分な評価を受けながら、この領域の学問や技術に対する波及効果を確かなものとした。具体的には次を実施した。 1.成果取りまとめ討論と対象を限定した集約を、近未来を展望しながら実施し、研究領域の目標課題に焦点を絞り込んだ成果報告をまとめた。 2.公開シンポジウムを開催(平成2年11月7日)して100余名の参加者を得た。基礎研究を構成する代表的成果と未知の分野に踏み込む新知見に対する充分な批判と検討もおこない、科学的評価を確立できた。また海外研究協力者によるコメントを得て、国際的な評価を獲得すると同時に、本研究の独創性の主張とあわせて、波及効果についての指摘も受けた。全体討論を通して本領域の発展方向を浮き彫りにすることができた。 3.本研究の成果全体を総合した内容の学術報告書「高分子錯体ー動的相互作用と電子過程」(全384頁,学会出版センタ-)を研究成果公開促進費の援助のもと発刊した。また本研究の成果を中心に波及領域も含めた英文成書“Dynamic Interactions and Electronic Processes of Macromolecular Complexes"(VCH出版、ニュ-ヨ-ク)をあわせ発刊した。 4.研究の代表的成果と先導的な意義を広く一般にアピ-ルするため、「大学と科学」公開シンポジウム(平成2年12月20日)で講演し、成果の社会還元に努めた。
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