研究課題/領域番号 |
02301015
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研究種目 |
総合研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
心理学
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研究機関 | 常磐大学 |
研究代表者 |
吉田 俊郎 常磐大学, 人間科学部, 教授 (00051079)
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研究分担者 |
舟川 政美 日産自動車(株), 基礎研究所, 研究員
中野 泰志 国立特殊数育総合研究所, 視覚障害教育研究部, 研究員 (60207850)
小田 浩一 国立特殊数育総合研究所, 視覚障害教育研究部, 研究員 (60169307)
渡辺 厚子 慶応義塾大学, 法学部, 助手 (20119035)
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研究期間 (年度) |
1990 – 1991
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研究課題ステータス |
完了 (1991年度)
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配分額 *注記 |
4,500千円 (直接経費: 4,500千円)
1991年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1990年度: 3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
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キーワード | 弱視 / コントラスト感度 / 白黒反転 / 視野障害 / 読書 / 視力 / 知覚学習 / 位相情報 / 位相 / 視覚障害 / コントラスト / 白内障 / シミュレ-ション / 画像処理 |
研究概要 |
(1)弱視者用コントラスト感度(CSF)測定装置の開発:昭和63年度に開発した晴眼者用のCSF測定装置を弱視者用に改善した。この装置で実際に弱視者のCSFを測定をし、教育・リハビリテ-ションでの応用の可能性を検討した。成果は、第17回感覚代行シンポジウムで発表した。(2)透光体に混濁のある弱視者の視覚特性:晴眼者を被験者にして混濁をシミュレ-ションし、混濁の程度を組織的に変化された場合のポラリティ効果を定量的に測定した。成果は、ヒュ-マンインタフェ-ス研究会、視覚研究会等で発表した。(3)視野の大きさと読書能力の低下:求心性視野狭窄の特性を理解するために、人工的に視野障害を作り、読書への影響を検討した。成果は、日本心理学会第55回大会、Bulletin of Psychonomic Societyに発表した。(4)複数のチャンネルの間の確率加算(ランドルト環視力と縞視力):ランドルト環を使った視力検査の結果と縞視標を使った結果の不一致を空間周波数分析の観点から検討した。成果は、視覚研究会で発表した。(5)自由視状況下での弱視者の視距離の調整:弱視者が経験している読書の困難の原因の1つとして、視距離の調整行動について検討した。成果は、第1回視覚障害リハビリテ-ション研究発表大会で発表した。(6)視野のボケと知覚学習の困難:視野がぼけた状態がどのように知覚学習に影響するのかという問題を立て、最も典型的なプリズム順応を知覚学習課題に設定して視覚刺激を組織的にボカしたときの学習成績を調べた。成果は、基礎心理学会で発表した。(7)視覚のマルチ・チャンネルにおける位相情報の検出:位相は形を決定する重要な要素である。位相情報の入手がうまく行かないと知覚された形態にゆがみが生じる。そこで、空間的・時間的な位相変化に対する視覚のマルチ・チャンネルの感度を測定した。成果は、日本心理学会第55回大会、視覚研究会等で発表した。
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