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職業と家族生活に関する実証的研究

研究課題

研究課題/領域番号 02301024
研究種目

総合研究(A)

配分区分補助金
研究分野 社会学
研究機関奈良女子大学

研究代表者

光吉 利之  奈良女子大学, 文学部, 教授 (80031706)

研究分担者 菰渕 緑  大阪府立大学, 社会福祉学部, 講師 (20071219)
藤本 信子  大阪薫英女子短期大学, 助教授 (40209101)
清水 由文  桃山学院大学, 社会学部, 教授 (40132352)
土田 英雄  奈良大学, 社会学部, 教授 (00030221)
野村 哲也  大谷大学, 文学部, 教授 (60071205)
上子 武次  甲南女子大学, 文学部, 教授 (50046637)
研究期間 (年度) 1990 – 1991
研究課題ステータス 完了 (1991年度)
配分額 *注記
11,000千円 (直接経費: 11,000千円)
1991年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
1990年度: 8,500千円 (直接経費: 8,500千円)
キーワード職業資源 / 就業条件 / 仕事満足度 / 家事分業 / 勢力関係 / 夫婦連帯 / 家族規範 / 役割コンフリクト / 職業達成
研究概要

1.本研究は,職業と家族生活との関連を,家族生活についてはその全領域にわたって,職業活動についても現代の複雑な職業構成の全体を包括して,総合的な視点から解明することを目的としている。
2.このような研究目的にもとづいて,本研究では夫の職業活動が夫婦関係に及ぼす影響を,農業家族,自営業家族およびサラリーマン家族のそれぞれについて検討し,比較分析を通じてそれぞれに独自な特質を解明するとともに,夫の職業と夫婦関係との関連に関する理論的一般化を試みる。
3.そこで,調査対象として(1)三重県A郡A町の農家世帯主(男),(2)奈良県N市商店街振興連絡協議会の加盟店主(男・女),(3)大阪府下大手製造業B社の従業員(男・女)を送定し,それぞれについてアンケート調査を実施した。
4.データの分析のために,本研究では二つの分析枠組を設定した。第1は夫の職業活動と夫婦関係との間の構造的リンクの分析,第2は職業と家族生活との接点を占める夫の心理的過程と夫婦関係との関連に関する分析である。
5.夫の職業に関しては,職業資源(収入・職業威信)と就業時間,夫の職業に関連する心理的過程に関しては,夫の仕事満足度,仕事への没入度および仕事の質の評価を指標として,これらの変数が夫婦関係(分業関係・勢力関係・結婚満足度・余暇活動・コミュケーション・コンフリクトなど)に与える影響について検討した。
6.その結果,三つの調査対象における夫の職業活動に相違に応じて,それぞれの夫婦関係に顕著な差異がみとめられた。現在これらの知見にもとづいて,我が国の職業-家族体系に関する新たな社会学理論の構築をめざして作業を継続している。

報告書

(3件)
  • 1991 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1990 実績報告書

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公開日: 1990-04-01   更新日: 2016-04-21  

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