研究課題/領域番号 |
02301032
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研究種目 |
総合研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
社会学
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研究機関 | 松山大学 |
研究代表者 |
国崎 敬一 松山大学, 人文学部, 教授 (90131721)
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研究分担者 |
村山 研一 信州大学, 人文学部, 教授 (80115378)
高田 滋 東京学芸大学, 教育学部, 助教授 (50137478)
川喜多 喬 法政大学, 経営学部, 教授 (30106736)
大内 敏利 (大内 雅利) 明治薬科大学, 薬学部, 助教授 (60147915)
松本 三和夫 城西大学, 経済学部, 助教授 (50157385)
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研究期間 (年度) |
1990 – 1991
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研究課題ステータス |
完了 (1991年度)
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配分額 *注記 |
5,000千円 (直接経費: 5,000千円)
1991年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
1990年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
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キーワード | 地域産業 / ネットワ-ク / 社会的分業 / ジャスト・イン・タイム・システム / 下請 / 系列 / 中小企業 / 自動車産業 / 地場産業 / 多品種少量生産 / ジャスト・イン・タイム / ジャストインタイム |
研究概要 |
1.本研究では(A)広島地域の自動車会社(マツダ)を中心とする自動車産業、(B)新潟県燕市の金属洋食器・金属ハウスウェア産地および三条市の金物産地を調査研究した。 2.(A)をとりあげたねらいは近年の経済社会の変化に関連している。高度成長期の後人々の欲望・消費は飽和化・少量化し、ソフト化(ア-ト化、社会記号化、ファイン化)、多様化してきた。これに対応して生産も高度成長期の標準的性能品の少品種大量生産からソフト志向商品の多品種少量生産生産へと転換してきている。しかし、多品種少量生産は少品種大量生産にくらべ、基本的に利益の出にくい生産様態であり、そこでなおかつ利益をだすためには生産方式の革新が必要である。この生産方式上の革新を、マツダおよび協力会社グル-プについて研究した。そこで明らかにした点は、1)マツダの生産管理システムはトヨタのJITシステムとFORDのMRP(material requirmnent planing)システムを総合したものであること。2)協力会社との間のコンピュ-タ-ネットワ-クによる発注・納入管理システムとしてのJUMPシステムの稼働の様相。3)協力会社とのチ-ムワ-クの現状。など 3.(B)については、産地における中軸製品と産地組織(分業同業/協働競争構造)と産地技術体系(技術および工程の体系)の三位一体がどのようにくずれ、再編成されていくかに焦点を合わせた。燕では三位一体が崩れ、拡散し、つぎの再結集の核を模索するステ-ジに入りつつあること、三条の金物産地でも、様々な拡散、模索の観察されることを明らかにした。
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