研究課題/領域番号 |
02301047
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研究種目 |
総合研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
文化人類学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
末成 道男 東京大学, 東洋文化研究所, 教授 (20054570)
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研究分担者 |
曽 士才 法政大学, 第一教養部, 助教授 (10196991)
西沢 治彦 武蔵大学, 人文学部, 助教授 (80218148)
瀬川 昌久 東北大学, 教養部, 助教授 (00187832)
鈴木 正宗 (鈴木 正崇) 慶応義塾大学, 文学部, 助教授 (10126279)
横山 廣子 東洋英和女学院大学, 人文学部, 助教授 (30143324)
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研究期間 (年度) |
1990 – 1991
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研究課題ステータス |
完了 (1991年度)
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配分額 *注記 |
5,200千円 (直接経費: 5,200千円)
1991年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
1990年度: 2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
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キーワード | 中国 / 漢族 / 少数民族 / 人類学 / 民族学 / 民俗学 / エスニック・アイデンティティ / 民族誌 / 漢化 / エスニシティ / 華僑・華人 / 宗族 / 民間信仰 / 食文化 |
研究概要 |
作業の経過 1)全体集会を3回(5月12日、7月7日,10月10日)開き以下のような共同作業を進めた。(1)本年度の中心課題として、「必読文献解題」の作成。(2)「研究動向」について各分野ごとに執筆。(3)昨年度に引き続き「文献目録解題」(追加62件)と「特別文献目録」(追加24件)の補充作成。(4)専門用語や地元で用いられている概念の日本中国および英語圏での意味の食い違いの検討の可能性についての討論。 2)これにもとづき、別添の報告書『中国に関する文化人類学的研究のための文献解題』を作成した。 新たな成果 「研究動向」および「必続文献解題」(330件)は、入門者、隣接分野の研究者のための手引きとして、また昨年度以来の「文献目録解題」(102件)、「特別文献目録解題」(92件)は、これまで散在していた各分野の中国関係文献解題を人類学の立場から統一的に把握するものとして、他に類を見ないものであり、研究の進展状況を具体的に把握する基礎作業として、また個々の研究者にとって工具書として便利であるだけなく、学際的な交流を促進する意味でも有意義であると自負している。 今後の展望 当初の3年計画で狙いとした総合的な文献目録の整備は、期間、予算とも削減されたこともあって行い得なかった。しかしながら、本報告書は、そうした目標に対し、既成の目録がどの分野でどの程度の意味を持つか、どの分野をあらたに充実すベきかを考える際の基礎的資料になるであろう。また、こういった作業、協力を通して、既存の知識の整理といっそう活発な研究上の交流が展開されることを期待される。
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