研究課題/領域番号 |
02301073
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研究種目 |
総合研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
公法学
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
森 英樹 名古屋大学, 法学部, 教授 (60022422)
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研究分担者 |
右崎 正博 都留文科大学, 文学部, 教授 (10112492)
大久保 史郎 立命館大学, 法学部, 教授 (90066720)
森 正 名古屋市立女子短期大学, 教授 (80071041)
大川 睦夫 名古屋大学, 教養部, 教授 (20036669)
小林 武 南山大学, 法学部, 教授 (80103216)
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研究期間 (年度) |
1990 – 1992
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研究課題ステータス |
完了 (1992年度)
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配分額 *注記 |
6,300千円 (直接経費: 6,300千円)
1992年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1991年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
1990年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
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キーワード | 議会制民主主義 / 政党 / 国庫補助 / 政党(制) |
研究概要 |
平成4年度は、3年間にわたる本研究の最終年度であったため、2年間の成果をふまえ総括的な検討をおこなった。すなわち、日本を含む先進資本主義国の従来の憲法学における議会制民主主義と政党制の理論史的枠組みを検討し(1年目)、各国の集中的検討による普遍性と固有性を析出し、あわせて日本の現状分析をおこなう(2年目)という研究成果にもとづき、日本の政治文化状況のもとで政党への国庫補助の妥当性にかんして一定の結論をみちびき出した。 具体的には、アメリカ、イギリス、フランス、ドイツ、スイス、イタリア、ニュージランドの各国における政党国庫補助の現状分析と、それを支え、あるいは批判する理論状況を検討したが、その結果みえてきたのは、各国における大衆社会の進行による議会制民主主義の形骸化、それにともなう選挙戦の変容などの共通点とともに、その背景にある各国の議会制民主主義の歴史の偏差であった。 これらの成果をふまえ、日本で進行中の「政治改革」による選挙制度改革と政党国庫補助導入の動きを批判的に分析した。かくして、日本の「政治改革」を、先進資本主義諸国で共通に進行する新たな統治戦略としての政治改革との連動性のなかに位置づけることができ、日本固有の政治風土のなかで、いかに国民主権と民主主義を実現することが可能かについての共通の認識をうることができた。
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