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伝統的木造建築の構造安全性に関する総合的研究

研究課題

研究課題/領域番号 02302071
研究種目

総合研究(A)

配分区分補助金
研究分野 建築構造・材料
研究機関東京大学

研究代表者

坂本 功  東京大学, 工学部, 教授 (90011212)

研究分担者 大橋 好光  東京大学, 工学部, 助手 (70160603)
内田 祥哉  明治大学, 理工学部, 教授 (40010665)
内田 昭人  奈良国立文化財研究所, 埋蔵文化財センター, 主任研究官 (90142017)
稲垣 栄三  明治大学, 理工学部, 教授 (70010668)
伊藤 延男  神戸芸術工科大学, 芸術工学部, 教授 (40124193)
河合 直人  東京理科大学, 工学部第2部, 助手 (70186047)
研究期間 (年度) 1990 – 1991
研究課題ステータス 完了 (1991年度)
配分額 *注記
13,000千円 (直接経費: 13,000千円)
1991年度: 10,300千円 (直接経費: 10,300千円)
1990年度: 2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
キーワード伝統的木造建築 / 転倒 / 復元力 / 土塗壁 / 振動実験 / 振動解析 / 実大実験 / 構造法 / 被害例 / 柱転倒 / めり込み / 復元力特性 / 振動特性
研究概要

昨年度の研究で行った伝統的木造建築に関する構造体としての実態把握、被害例調査をふまえつつ、今年度は実験に基づく定量的な検討を目的として、以下の作業を行い結果を得た。
1.主要な耐震、耐風要素でありながら既往研究の不十分な柱の転倒復元力について、昨年の実験を補足する形で丸柱の場合について、模型実験による復元力特性と振動特性の解明を行った。また、数値解析結果と照合することにより、振動解析の妥当性がある程度まで確認された。また、丸柱の場合には木材の変形による理論値からの低減が、角柱に比べて大きいことがわかった。
2.柱の転倒による復元力に関して寸法効果を確認し、大斗との複合効果を検討するための実大実験を行った。その結果、柱転倒復元力は、実大の場合でも模型実験とほぼ同様に、理論値に対して鉛直荷重に応じた低減を加えることで計算可能であることが明らかとなった。また、理論値からの低減の割合は大斗の変形のためにやや増大することがわかった。
3.次いで、柱に壁を組み入れた場合の実大実験により、柱転倒と壁の復元力の複合効果について検討を加えた。その結果、土塗壁のように壁の回転による応力が分散して柱に伝えられる構造においては、比較的容易に複合効果を算出できることがわかった。
4.以上の実験、計算に基づき、種々の構造要素が組み合わされた構造物の挙動について、解析手法を提案した。

報告書

(2件)
  • 1991 実績報告書
  • 1990 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 河合 直人: "古代木造建築の柱傾斜復元力に関する模型実験" 日本建築学会大会学術講演梗概集(東北)構造II. 91-92 (1991)

    • 関連する報告書
      1991 実績報告書

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公開日: 1990-04-01   更新日: 2016-04-21  

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