研究分担者 |
吉田 知司 徳島文理大学, 工学部, 助手 (80220656)
成田 健一 広島大学, 工学部, 講師 (20189210)
浮田 正夫 山口大学, 工学部, 教授 (60035061)
田崎 三郎 愛媛大学, 工学部, 教授 (00036394)
菅 雄三 広島工業大学, 工学部, 助教授 (20133548)
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配分額 *注記 |
4,600千円 (直接経費: 4,600千円)
1992年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
1991年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
1990年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
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研究概要 |
地球規模の環境汚染問題が近年注目を浴びており,二酸化炭素による温室効果に関する環境施策が種々の見地から行われている。本研究は,瀬戸内海の環境とくに水質環境保全のためにリモートセンシングによる画像解析手法を適用するものである。リモートセンシングデータに関してはランドサットのMSSおよびTM画像とかスポットやNOAAなどの人工衛星による画像データが有り,平成2年度はランドサットデータの整理に焦点を当て,研究代表者および分担者が有しているリモートセンシングデータと環境データベースの整備を行った。つぎに,これらのデータを用いたりモートセンシングデータ解析を行い,12月に全員が広島へ集合し,各研究分担者がこれまでに行ってきた画像処理技法およびリモートセンシングデータ解析について研究報告を行った。平成3年度は各研究分担者が受け持つべき瀬戸内海の環境画像解析を行った。そこでは,瀬戸内海の環境データに関する項目の選定とそれらの諸項目のデータ整理を行い,それらを総合した瀬戸内海環境データベースの構築を行うことが決定された。平成4年度は,それらの環境データの解析とリモートセンシングデータ解析との回帰分析を行うことによって,環境データが不備な地域および時点における環境情報マップの作成を行った。これらの研究課題に対して,各分担者が研究を進め,それらの研究成果が種々の学会で研究報告された。とくに注目をひいたものとして,徳島大学で行っているニューラルネットワークによるリモートセンシングデータ解析による処理技術の開発および広島工業大学で行っているスポットによる詳細なリモートセンシング画像解析結果と環境マップの作成などが昨年に比べてかなり進歩したものとなっていた。これらの手法およびデータに加えて,ヨーロッパおよび日本で打ち上げたERS-1およびJERS-1の解析についても検討した。
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