研究課題/領域番号 |
02303005
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研究種目 |
総合研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
分析・地球化学
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
熊丸 尚宏 広島大学, 理学部, 教授 (50033816)
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研究分担者 |
黒田 六郎 千葉大学, 工学部, 教授 (50009198)
赤岩 英夫 群馬大学, 工学部, 教授 (60008414)
河嶌 拓治 筑波大学, 化学系, 教授 (50041760)
鈴木 信男 東北大学, 理学部, 教授 (10006025)
多賀 光彦 北海道大学, 理学部, 教授 (90000778)
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研究期間 (年度) |
1990 – 1991
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研究課題ステータス |
完了 (1991年度)
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配分額 *注記 |
9,500千円 (直接経費: 9,500千円)
1991年度: 3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
1990年度: 6,300千円 (直接経費: 6,300千円)
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キーワード | 状態判別 / 微量分析法 / イオン構換 / 分離化学 / 溶媒抽出 / 共同沈殿 / イオン浮選 / オンライン分離濃縮 / イオン交換 / 共同沈澱 |
研究概要 |
1.状態判別を指向した高感度分析法の開発 有機ゲルマニウム化合物の溶媒抽出によるスペシエ-ション法を開拓した(松井)。IIIBーVIB族元素のGFーAASにおけるアルブミンとPd化合物の増感効果を見い出し、実用化した(松本)。Mnの接触作用を利用する接触滴定法を確立した(河嶌).2.化学種の分離・分別・濃縮に有効な特異的試薬・イオン交換体の開発 ポリピラゾリルボレ-トの合成とその2価6配位金属イオンの選択的濃縮法を確立した(松井)。DTCーキチンを合成し、Ag、Au、Pdなどの吸着挙動を明らかにした(寺田)。ヒドロキシル基をもつポリスチレン系樹脂を合成し、希土類などの捕集・分離ー蛍光分析法を確立した(西川)。3.新しい観点に立つ溶媒抽出系の開発 類縁元素の相互分離法設計の手段として新しいパラメ-タを提案した(赤岩)。陽イオン染料を用いるイオン会合抽出による抽出系設計の指針と実用例を示した(本水)。4.新規なイオン交換・吸着・沈殿・共沈・浮選法の開発 希土類元素をグルコラト錯体とするイオン干渉クロマトグラフ法を構築した(黒田)。種々のメンブランフィルタ-へのCu(II)DTC錯体の捕集とCuの定量法を確立した(多賀)。シュウ酸カルシウムの不足当量沈殿による超微量ランタノイドの選択的共沈分離定量法を開拓した(鈴木)。高分子イオン浮選法によりイオン交換樹脂を浮選し、樹脂に捕捉されたイオンの分離濃縮法を確立した(康)。5.高感度・高選択的計測ためのオンライン分離濃縮法の開発 ケイ酸のLiAlH_4還元によるシランへの変換とそのオゾンとの気相化学発光法を開拓した(藤原)。オキシン担持カラム濃縮によるICP発光法、高濃縮を達成できる乳化液膜抽出法、逆ミセル中のルミノ-ルとの反応を用いる化学発光法、イオンクロマトグラフ分析のための新規な電気透析/イオン交換膜中和法を開発した(熊丸)。
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