研究課題/領域番号 |
02303010
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研究種目 |
総合研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
工業物理化学・複合材料
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研究機関 | 東京工業大学 |
研究代表者 |
藤平 正道 東京工業大学, 生命理工学部, 教授 (40013536)
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研究分担者 |
小山 昇 東京農工大学, 工学部, 教授 (40134845)
内田 勇 東北大学, 工学部, 教授 (50005302)
魚崎 浩平 北海道大学, 理学部, 教授 (20133697)
板谷 謹悟 東北大学, 工学部, 教授 (40125498)
相澤 益男 (相沢 益男) 東京工業大学, 生命理工学部, 教授 (00016742)
藤嶋 昭 東京大学, 工学部, 教授 (30078307)
米山 宏 大阪大学, 工学部, 教授 (80029082)
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研究期間 (年度) |
1990 – 1992
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研究課題ステータス |
完了 (1992年度)
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配分額 *注記 |
4,400千円 (直接経費: 4,400千円)
1992年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
1991年度: 3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
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キーワード | 超薄膜 / 分子集合体 / 電子移動 / 電解重合膜 / エネルギー変換 / 分子デバイス / トンネル顕微鏡 / 生体関連物質 / エネルギー交換 / 分子超薄膜 / 電子移動制御 / LB膜 / 導電性高分子 / 酸化還元酵素 / 単結晶表面 |
研究概要 |
近年、LB膜、有機MBE膜、電界重合膜、プラズマ重合膜など、分子ディメンションの膜厚を有する分子超薄膜の作成が可能となった。一方、生体では脂質2分子膜内の酸化還元酵素が生体内での電子移動制御に、ひいてはエネルギー変換に果している役割が構造と機能との関連で明らかにされた。またこのような薄膜、2相界面での構造を探る手段としてのSTMの研究も飛躍的に進歩している。そこで、これらの問題と電子移動とに深くかかわっている一線で活躍している研究者が「分子超薄膜および2相界面での電子移動制御と分子デバイス」という共通のテーマを通して、それぞれの研究分担課題を飛躍的に発展させることを本総合研究の目的とした。主要テーマは相互に関連の強い次の5つのサブテーマからなっている。(1)高分子超薄膜/溶液界面での電子移動制御、(2)LB膜および分子集合体での電子移動制御と分子デバイス、(3)電子制御によるエネルギーの化学物質への変換、(4)生体関連物質系の電子移動制御、(5)固体表面での電子移動とトンネル顕微鏡。 本研究での主要な成果は、3年間の間に毎年研究会を持ち、発表時間と同程度の時間をかけて班員全員が参加して各班員の発表について深く討論し、本研究テーマへの各班員のアプローチと研究のあり方への理解を深めると同時に各班員の研究分担課題を発展させたことである。特に最終年度である本年は、3年間の研究成果をある程度まとまったものにするため、まず加藤科学振興会軽井沢研修所で2泊3日寝食を共にし、班員のみならず、関連した研究を進めている若い研究者も参加し、33名で全員発表と充分な討論を行なった。この結果班員同士の意見交換は従来どおり充分になされたばかりでなく、次の世代をになう若手研究者からも活発な意見が出され、彼等の本テーマに対する大局的な理解、視野の拡大にも大いに寄与した。
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