研究課題/領域番号 |
02304014
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研究種目 |
総合研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
都市工学・衛生工学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
大垣 眞一郎 東京大学, 工学部, 教授 (20005549)
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研究分担者 |
楠田 哲也 九州大学, 工学部, 教授 (50037967)
住友 恒 京都大学, 工学部, 教授 (20026040)
宗宮 功 京都大学, 工学部, 教授 (60025947)
藤田 賢二 東京大学, 工学部, 教授 (40107529)
金子 光美 摂南大学, 工学部, 教授 (50083738)
大村 達夫 岩手大学, 工学部, 教授 (30111248)
芦立 徳厚 国立函館工業高等専門学校, 助教授 (70001237)
平田 強 麻布大学, 環境保健学部, 助教授 (50005493)
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研究期間 (年度) |
1990 – 1991
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研究課題ステータス |
完了 (1991年度)
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配分額 *注記 |
1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
1991年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
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キーワード | 消毒 / リスク評価 / 大腸菌ファ-ジ / ウィルス / 指標微生物 / 不活化 / 糞便性汚染指標 / ウイルス |
研究概要 |
水環境の微生物汚染の評価および水処理系の感染性微生物除去機能の評価には、今日まで、大腸菌群数を主体に行われてきた。しかし、生活環境の変化が、ヒトと微生物の相互関係を変えてきており、新しい検査技術の開発と微生物学の進歩を受けて、微生物的安全性に新しい視点を導入する必要性が出てきている。すなわち、従来の知識、評価、対策だけでは、不十分になってきている。 本研究では、全国に渡る大学、高専と国立公衆生院、地方自治体の衛生研究所の、環境工学、衛生工学、微生物学、および、環境・公衆衛生学の研究者が、学際的な総合的研究を通して、水系微生物汚染の健康へのリスク評価と制御手法に関する検討を行い、以下に示す成果を得た。 (1)大腸菌群指標を中心とする現行の感染性微生汚染のリスク評価手法の限界を明らかにし、大腸菌ファ-ジという新しい微生物指標の導入による新たな基準と評価手法について検討した。 (2)今まで問題にされなかった微生物(ウィルス,ビブリオなど)について、利水目的に応じて、そのリスクを減少させる制御方法(消毒など)を、水および廃棄物処理・処分系について研究した。 また、これらの研究成果は、1991年6月に、土木学会により「水系微生物汚染の健康へのリスク評価と制御手法に関するワ-クショップ」において、発表され、一般に公表された。
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