研究課題/領域番号 |
02304051
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研究種目 |
総合研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
保存治療系歯学
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研究機関 | 東京医科歯科大学 |
研究代表者 |
細田 裕康 東京医科歯科大学, 歯学部, 教授 (30018410)
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研究分担者 |
岩久 正利 (岩久 正明) 新潟大学, 歯学部, 教授 (70013927)
下河辺 宏功 北海道大学, 歯学部, 教授 (20014011)
河野 篤 鶴見大学, 歯学部, 教授 (00064345)
勝山 茂 日本歯科大学, 歯学部, 教授 (80060408)
原 学郎 愛知学院大学, 歯学部, 教授 (80064773)
和久本 貞雄 昭和大学, 歯学部, 教授 (00013847)
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研究期間 (年度) |
1990 – 1992
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研究課題ステータス |
完了 (1992年度)
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配分額 *注記 |
26,000千円 (直接経費: 26,000千円)
1992年度: 3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
1991年度: 7,200千円 (直接経費: 7,200千円)
1990年度: 15,400千円 (直接経費: 15,400千円)
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キーワード | 艶出し研磨 / ラシネートベニア / MOキャスタブルインレーの窩壁適合性 / 辺縁研折 / デンキンプライマー / グラスセラミックス / レジンセメントの吸水性 / 化学重合型臼歯用コンポジットレジン / レジンセメントの劣化 / ラミネ-トベニア修復 / 辺縁破折 / MODポ-セレンインレ-の窩壁適合性 / キャスタブルガラスセラミックス / デンチンプライマ- / 臼歯コンポジットレジン修復 / 歯質接着性 / 歯質性状の変化 / 辺縁漏洩 / 2級ポ-セレンインレ-の窩壁適合性 / コンポジットレジンインレ- / キャスタブルセラミックス |
研究概要 |
1.細田は各種象牙質前処理剤を用いた接着性コンポジットレジン修復の歯髄刺激性は低く、グラスポリアルケノエートセメント修復やアマルガム修復とほとんど差が無いことを明らかにした。 2.下河辺はキャスタブルセラミックスの機械的艶出し研磨を試み、その表面性状について検討した結果、荒研磨後ダイヤフィニッシュで中仕上げし、試作竹製ホイールダイヤモンドペーストの組合わせで艶出しする方法が最適であることを示した。 3.久保田は仮封材に接触した象牙質面において、象牙質透過性の減少とレジンとの接着力の減少が認められることを示した。 4.岩久は歯根面象牙質に及ぶラミネートベニア修復物の辺緑漏洩を評価し、最新の象牙質接着システムを接着材に用いた場合を咬合を想定した繰り返し荷重下でも象牙質辺縁部ですぐれた封鎖性を示すことを示した。 5.加藤はキャスタブルセラミックスインレーの窩壁適合性について、3種類の窩洞形態、ダイスペーサー塗布の有無から検討した結果、Concava窩洞ーダイスペーサー無しの条件で最良の結果が得られることを示した。 6.勝山は複合機能試験機を用いて、II級修復を行った土顎小白臼歯の辺縁破折を観察した結果、ポーセレインインレーは荷重を減少すると辺縁破折量が減少する傾向が認められることを示した。 7.伊藤は象牙質接着性材料に広く用いられているHEMAの皮膚組織に対する副作用を軽減させ、さらに高い接着性を有するモノマーとして、エリスリトールメタクリレートを合成し、その高い性能を確認した。 8.河野はグラスセラミックスの厚みを変化させ透過光強度を測定した結果、厚みを増すと透過光強度が減少することから、深い窩洞の場合には十分な光照射が必要であることを示唆した。 9.原はコンポジットレジンセメントの吸水性は材料間で異なり、これらのレジンベース、フィラの影響を受けていることを示した。また、光重合型のものは光照灯時間が短いと吸水量が増加する傾向があることを明かにした。 10.新谷は化学重合型臼歯用コンポジッレジン修複の10年後の状態を観態し、臨床的な長期安定性や耐久性、歯髄為害性などを総合的に評価した結果歯髄症状などを認められず、全体的に良好な結果であることを確認した。
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