研究分担者 |
新美 康永 京都工芸繊維大学, 工芸学部, 教授 (00026030)
溝口 理一郎 大阪大学, 産業科学研究所, 教授 (20116106)
牧野 正三 東北大学, 応用情報科学研究所, 助教授 (00089806)
板橋 秀一 筑波大学, 電子情報系, 教授 (70151454)
藤崎 博也 東京理科大学, 基礎工学部, 教授 (80010776)
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研究概要 |
音声対話は,人間におけるコミュニケ-ションの最も基本的な様態であり,その適切なモデル化は言語学,哲学,認知科学等の中心的課題である。さらに,音声対話を計算機で実現することは,マン・マシン・インタフェ-スの高度化に不可欠な要素技術の一つである。本研究では音声対話をその行動科学的側面,並びに言語学的側面からとらえ,情報科学的な観点からモデル化し,最終的には工学的な観点から機械処理を可能にすることを目標として進められた。 研究期間中10回の全体的な会合を開いたが,研究分担者以外の研究者の参加も得て,活発に研究が行われた。 主な研究テ-マとしては, 1.音声対話における言語モデルの研究 2.音声対話システムにおける音声言語表現の生成 3.対話音声の理解システムの研究 4.音声対話システムにおける対話制御の研究 5.音声対話研究に必要とされるデ-タベ-ス像 などが取り上げられ,熱心な討論が繰り広げられた。 本研究は,音声対話に関心を持つ音声研究者と自然言語処理研究者が共同して本格的な音声対話研究の出発点を定めようとしたものであったが,その目的は十分に達成することができた。
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