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発掘調査における新システムの開発に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 02351006
研究種目

総合研究(B)

配分区分補助金
研究分野 考古学
研究機関奈良国立文化財研究所

研究代表者

鈴木 嘉吉  奈良国立文化財研究所, 所長

研究分担者 足立 紀尚  京都大学, 工学部・交通土木科, 教授 (20026173)
井上 博允  東京大学, 工学部・機械工学科, 教授 (50111464)
三浦 宏文  東京大学, 工学部・機械工学科, 教授 (50010682)
渡辺 定夫  東京大学, 工学部・都市工学科, 教授 (10011214)
牛川 喜幸  奈良国立文化財研究所, 飛鳥藤原宮跡発掘調査部, 部長
研究期間 (年度) 1990
研究課題ステータス 完了 (1990年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1990年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
キーワード遺跡 / 発掘 / 記録 / 掘削 / 測定 / ロボット
研究概要

本研究の課題は、遺跡調査の各段階における作業の迅速化と省力化を図るための方策を、開発することにある。これには遺跡調査を1)予察の段階、2)発掘の段階、3)記録の段階に分け、各々において有効な方法を見いだすための研究をした。その結果次のような点において、可及的速やかな実現、すなわち装置の開発ができる可能性の大きいことを、明らかにすることができた。
それは、遺跡調査の中でも、発掘調査における最も労力を要する「掘削」と、遺構・遺物の実測に関わる「測定」の装置開発である。
掘削の装置としては、遺構精査の段階において、常に新鮮な地表面を削り出すための機械を考案する。具体的には、調査者が希望する厚さで土を自由に削りとれるロボットを、作り上げるということである。現在研究の進展が著しいロボット研究の成果を応用すれば、実現することは困難でないと判断できたのである。
測定では、遺構実測などに採用されている光波測距儀や写真測量などの応用ではなく、一個のセンサ-を携行してそれで遺構や遺物をなどれば、自動的に図面が製作できると同時に、三次元の測定デ-タはそのまま計算機に収録される方法と装置を考案することである。
遺跡調査の諸段階の中では、以上の二点が短時間で実現可能な研究課題と判明したが、これを実現するためには、掘削装置では土を削る刃の材質、あるいはそれを運動させる動力源や具体的なメカなど、測定では測距に電波や音波など、どの領域を応用するかというような基礎的研究を、なお継続する必要があると考え、平成3年度文部省科学研究費総合(A)において『遺跡発掘の機械化に伴う測定および掘削機械の開発研究』(代表:鈴木嘉吉)の課題をもって交付の申請をおこなっているところである。

報告書

(1件)
  • 1990 実績報告書

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公開日: 1990-04-01   更新日: 2016-04-21  

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