研究課題/領域番号 |
02351012
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研究種目 |
総合研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
教科教育学
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
能田 伸彦 筑波大学, 教育学系, 教授 (80020121)
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研究分担者 |
石田 忠男 広島大学, 教育学部, 助教授 (90034818)
重松 敬一 奈良教育大学, 教育学部, 助教授 (40116281)
伊藤 説朗 東京学芸大学, 教育学部, 教授 (30117329)
柴田 録治 愛教大学, 教育学部, 教授 (20023997)
三輪 辰郎 筑波大学, 教育学系, 教授 (70030278)
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研究期間 (年度) |
1990
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研究課題ステータス |
完了 (1990年度)
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配分額 *注記 |
1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
1990年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
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キーワード | 数学教育 / 数と計算 / 見積もり / 電卓 / 暗算 |
研究概要 |
本研究は、以下の3点を目的として研究した。 1)各分担者により計算見積もり・暗算・筆算の電卓の利用等の具体的研究の検討をした。 2)問題解決における見積もり・暗算・電卓の利用により、情報処理過程の有効性を究明した。 3)今後の数と計算の体系についての討議と将来のカリキュラム研究方向を明確にする。具体的な成果としては、各自の研究成果を日本数学教育学会で発表した。 なお、現在、日米で進められようとしている学校数学カリキュラム改革の一つの強調点として、本研究の主題である「見積もり」は、情報化社会における問題解決の有効な意思決定と伝達の手段として、世界的にその重要性が認められているものである。これについて、日米の研究者が、上記の学会で発表するとともに、奈良で集まり研究かいをもった。そこでは、筆算にだけを強調するのではなくて、見積もり・暗算・電卓(コンピュ-タ-)の調和的展開に関して共同で研究を進め、討議を行った。現在、各研究者がそれぞれ行ってきている開発的研究をもとにして、研究の成果をまとめ、その総合的知見を、NCTMのモノグラフに投稿しているところである。つまり、以下に示す6項目をモノグラフにまとめて投稿した。 a)見積もりに関する認知モデルの開発と評価法の開発 b)暗算能力の実態把握と調査法の開発 c)電卓等の計算補助器具の数学教育における役割の同定 d)見積もり・暗算・電卓と筆算の調和的展開をめざす指導体系 e)以上の諸点を踏まえた数感覚育成のためのカリキュラム開発 f)ニュ-メディアを駆使する情報処理過程における見積もりの役割
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