研究課題/領域番号 |
02352005
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研究種目 |
総合研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
核・宇宙線・素粒子
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
矢崎 紘一 東京大学, 理学部, 教授 (60012382)
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研究分担者 |
森松 治 東京大学, 原子核研究所, 助手 (60210184)
福田 共和 東京大学, 原子核研究所, 助教授 (50116092)
赤石 義紀 北海道大学, 理学部, 助教授 (50001839)
元場 俊雄 大阪電気通信大学, 工学部, 教授 (90121863)
山崎 敏光 東京大学, 原子核研究所, 教授 (80011500)
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研究期間 (年度) |
1990
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研究課題ステータス |
完了 (1990年度)
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配分額 *注記 |
2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
1990年度: 2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
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キーワード | (π、K)反応によるハイパ-核生成 / 偏極ハイパ-核 / Σーハイパ-核 / ダブルハイパ-核 / Hー粒子 / ハイパ-核の崩壊 |
研究概要 |
この科学研究費は平成3年12月9日〜12日、伊豆の下田で開催される1991年INS国際シンポジウム「ハイパ-核とストレンジ粒子の物理」のための研究および準備のために使用された。 組織面では平成2年6月に国際シンポジウム組織委員会が発足した。これまでに3回の組織委員会を開き、会議の日程、開催場所を確定するとともに、議論されるトピックス、主な招待講演者をきめた。特に外国からの招待講演者には招待状を送り、ほとんどから承諾の返事を受け取っている。 研究面では、次のような進展があった。先ず、Λーハイパ-核の生成、構造、崩壊の研究が実験、理論両面から進められている。特に、KEKでの(π、K)反応による偏極ハイパ-核生成の実験は、デ-タの収集が終わり、その解析結果が注目される。次に、北大グル-プによるΣ^^4Heの存在の理論的予言と、KEKでのK^ー補獲を用いた実験によるその確認の可能性は、理論・実験の結びつきが成功したよい例といえる。一方、やはりKEKにおける原子核乾板とカンウタ-とを併用したダブルハイパ-核とHー粒子探索の実験では、ダブルハイパ-核と思われる1イベントが見つかったが、これはダブルハイパ-核自身への興味とともに、Hー粒子の存否にもかかわるものとして注目される。これらは平成2年12月14、15日、原子核研究所で開かれた研究会で報告され、そのまとめは別に出版される予定である。
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