研究課題/領域番号 |
02352022
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研究種目 |
総合研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
機械力学・制御工学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
土肥 健純 東京大学, 工学部, 教授 (40130299)
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研究分担者 |
星宮 望 東北大学, 工学部, 教授 (50005394)
勇田 敏夫 北海道大学, 工学部, 教授 (70001170)
福井 康裕 東京電機大学, 理工学部, 教授 (60112877)
黒川 高秀 東京大学, 医学部, 教授 (90010298)
斎藤 正男 東京大学, 医学部, 教授 (60010708)
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研究期間 (年度) |
1990
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研究課題ステータス |
完了 (1990年度)
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配分額 *注記 |
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1990年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
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キーワード | 長寿社会 / 生活生命支援 / 機能的電気刺激 / 感覚代行 / 義肢 / 移動 / コミュニケ-ション機器 |
研究概要 |
本研究では、今後の急速な社会の高齢化に対して、ますます重要性が増すと考えられる高齢者や障害者に対する生活環境支援機器、コミュニケ-ション機器等の生活・生命支援機器の開発に関して、わが国の現状解析、諸外国との比較、将来の課題、問題点等について調査・研究を行った。調査・研究の結果、以下の点を明確にした。 (1)この分野の機器は、社会制度と社会環境と密接な関係にある。(2)福祉先進諸国の基本的な考え方を参照しながら、我が国独自の立場で技術児開発する必要がある。(3)機器開発に必要な基本技術と生産技術に関する体型化は、我が国率先して行う必要があり、また期待されている。(4)在宅ケアに必要な日常生活に関する機器は、病院や施設用に比較して全く未熟な段階にある。(5)高齢者のQOLの意識に基づいて開発技術の体系化と開発方策の研究を行う必要がある。 更に、実際に福祉機器の研究開発を通じて行って以下の点を明確にした。(1)ハ-ドウエアよりもソフトウエアの開発が重要となる。(2)看板技術と真に役立つ技術とを区別する必要がある。(3)多機能よりは、単機能のほうがより実用的である。(4)コミュニケ-ション機器は、高齢者のQOLに重要であり、また介護に携わる家族にとっても重要なものが多い。 以上、我が国が今後重点的に取り組むべき問題点としては、高齢者のQOLに適した自立生活支援機器、在宅において介護する家族の負担を軽減する介助支援機器、および機器開発に必要な基本技術の開発である。また、我が国の現状解析と諸外国との比較・将来の課題についてまとめた結果、安価、小型、軽量、省エネルギ-、低雑音、高信頼性などの条件が重要であることが明かとなった。更にその結果に基き、高齢者用機器技術について、ソフトウエアとハ-ドウエアの両面から検討した結果、機器の実用化を左右するソフトウエアの開発は、ハ-ドウエア以上の重要であることを明確にした。
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