研究課題/領域番号 |
02354016
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研究種目 |
総合研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
医学一般
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
藤正 巖 東京大学先端科学技術研究センター, 教授 (30010028)
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研究分担者 |
林 輝 東京工業大学精密工学研究所, 教授 (40016762)
江刺 正喜 東北大学, 工学部, 教授 (20108468)
中島 尚正 東京大学, 工学部, 教授 (00011073)
井街 宏 東京大学, 医学部, 助教授 (10010076)
相澤 益男 東京工業大学, 工学部, 教授 (00016742)
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研究期間 (年度) |
1990
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研究課題ステータス |
完了 (1990年度)
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配分額 *注記 |
4,000千円 (直接経費: 4,000千円)
1990年度: 4,000千円 (直接経費: 4,000千円)
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キーワード | マイクロマシン / 医療用マイクロマシン / 微小電気機械システム / マイクロアクチュエ-タ / マイクロテクノロジ- / ナノテクノロジ- |
研究概要 |
本研究の目的は医療用マイクロマシンの開発研究のプロジェクトを立案するための調査を行うことにある。平成元年度の調査の結果をふまえて、本年はより医療応用に本質的にせまる対象にしぼり、マイクロマシンの技術シ-ズの調査を行った。その結果は「マイクロマシン開発ノ-トブック」として出版され、平成4年度の重点領域研究のための主要研究項目が提案されるに至った。また、本研究はマイクロマシン研究会と共催で、幾つかの研究集会、ワ-クショップ、シンポジウムを主催することができ、ことに5月の日本ME学会大会では、マイクロとナノの世界の結合の場が医療用マイクロマシンでは重要である点が指摘され、10月の日本ME学会秋季大会では電子方式以外の多くのアクチュエ-タの開発の可能性が指摘された。本年2月には奈良で、米国電気電子協会主催の微小電気機械システムワ-クショップがあり、同時にマイクロマシン展も開催され、多くの班員が参加するに至っている。本年3月には第3回マイクロマシンシンポジウムが本研究組織を主体として開催されることに決しており、ここでは加工方法、内視鏡の微小化技術、機械系のアクチュエ-タなどの研究の現状が報告される予定となっている。本研究組織の主催で出版されているマイクロマシン誌も3巻3号までが刊行され、研究班員の研究情報の相互流通に役立っている。本研究調査で判明したことは、医療の世界では大きなマイクロマシンの研究領域があり、それは産業技術の基盤となるのみでなく、生物の機能を理解するのにも役立つことであった。この成果を利用して平成4年度の重点領域研究を申請することとなった。
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