研究課題/領域番号 |
02354029
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研究種目 |
総合研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
真崎 知生 筑波大学, 基礎医学系, 教授 (60009991)
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研究分担者 |
多田 道彦 大阪大学, 医学部, 教授 (90093434)
平 則夫 東北大学, 医学部, 教授 (60004553)
江橋 節郎 岡崎国立共同研究機構生理学研究所, 所長 (10009863)
山野 俊雄 大阪大学, 医学部, 名誉教授 (40028270)
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研究期間 (年度) |
1990
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研究課題ステータス |
完了 (1990年度)
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キーワード | Endotheliumーderived relaxing factor / Endothelin / Endothelium / Smooth muscle / Autonomic nervous system |
研究概要 |
本研究計画では、血管の機能の制御系のひとつとして血管内皮細胞と平滑筋細胞の相互作用に注目し、内皮細胞由来血管収縮弛緩因子とその修飾因子の研究、平滑筋収縮弛緩調節、内皮細胞の機能、およびこれに対する神経、体液性因子の影響の研究および病態生理の研究を柱とする研究組織を組み、これを重点領域研究とし推進させるにあたっての問題点を検討した。 その結果、世界的に見てもこの分野は生命科学研究の一分野としてホットエリアであり、わが国でもこれを推進することはきわめて重要であること、その範囲もきわめて広範であるので血管収縮弛緩調節を中心とした内皮平滑筋連関の生理と病態とに問題を絞り、さらに最初にわが国で発見され、世界的に注目を集めているエンドセリンもひとつの核とすること、これに諸外国に比べてわが国が遅れをとっている分野も、研究全体の進展から考えて、これを含める方がよいとの結論に達した。また新しい収縮弛緩調節因子を検索するという計画を含めて、収縮弛緩の調節機構の解明と病態との関連という方向に焦点が絞られている。従って新しい概念である内皮平滑筋の局所的な機能調節とその神経性、ホルモン性調節因子との関連があきらかにされること、および平滑筋、内皮細胞の機能についてなお不明であった問題点がかなりあきらかになることが期待される。 研究組織は総括班を除いて4つの分担計画班、公募研究を含めて総勢約60〜70人程度の組織とすること、またこれに見合った研究経費について検討が重ねられ、最終的結論にしたがって研究計画調書を作製することとなった。しかし研究計画発足までになお時間があり、またわが国全体のこの分野の潜在的な研究活動をまだ全部把握していない点もあり、なお検討を続けて行くことで合意した。
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