研究課題/領域番号 |
02401015
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研究種目 |
一般研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
経済事情・政策学
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研究機関 | 静岡大学 |
研究代表者 |
近 昭夫 静岡大学, 人文学部, 教授 (20021826)
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研究分担者 |
伊東 暁人 (伊藤 暁人) 静岡大学, 人文学部, 講師 (40242755)
鳥畑 与一 静岡大学, 人文学部, 助教授 (60217594)
佐藤 誠二 静岡大学, 人文学部, 助教授 (10170755)
浅利 一郎 静岡大学, 人文学部, 教授 (50115432)
土居 英二 静岡大学, 人文学部, 教授 (30126784)
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研究期間 (年度) |
1990 – 1992
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研究課題ステータス |
完了 (1992年度)
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配分額 *注記 |
11,500千円 (直接経費: 11,500千円)
1992年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1991年度: 3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
1990年度: 6,000千円 (直接経費: 6,000千円)
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キーワード | 海外直接投資 / 企業情報 / 日系企業 / データベース / 日本経済 / 国際化 / 日本経済のグロ-バル化 / 日系企業の対外進出 / 経済デ-タベ-ス / 企業経営デ-タベ-ス / アメリカ経済デ-タベ-ス / ヨ-ロッパ経済デ-タベ-ス / 対外進出企業 / 対外直接投資 / 企業デ-タベ-ス / 日系企業の海外進出 / 海外投資 / 日本の企業デ-タベ-ス / アメリカの企業デ-タベ-ス / 企業デ-タベ-スの利用可能性 |
研究概要 |
3年計画で進めてきた本研究プロジェクトは、本年度を最終年度として過去3年の調査研究及び分析の成果を「最終報告書」(別に発行)にまとめることができた。以下簡単にその内容の一端を要約する。 本研究はアメリカに進出している日系企業(出資比率50%以上)の現地における経済活動の実態・動向を把握するために、民間の企業情報データベース含む基本的な経済統計データを収集した。特に方法論としての企業情報データベースの活用方法の開発をめざし、以下4タイプのデータベースの活用を試みた。すなわち、第1のタイプ:わが国における経済・企業・財務情報データベース(日経NEEDS等)、第2タイプ:わが国における海外進出企業データベース(東洋経済「海外進出企業ディレクトリ」、JTRO・ACE等)、第3タイプ:アメリカにおける経済・企業・財務情報データベースが把握する日系企業に関する情報(DIALOGのD&B等)、そして第4タイプ:アメリカにおける進出日系企業データベース(BPCデータベース等)である。これらのデータベースに両国政府の海外投資に関する統計データを加え、アメリカにおける日系企業の進出状況をトータルに明らかにした。たとえば、製造業の工場進出についてみれば、通産省『海外投資統計総覧』によれば1990年で594箇所であるが、第2タイプのJETROで1563、第4タイプのBPCデータベースで1651であり、全米に展開する日系企業の動向をミクロ的にも明らかにした。同様の調査研究をイギリス及びドイツに進出している日系企業の展開と動向ついても行った。 ヨーロッパでは民間の企業情報データベース自体が発達していない国もあり、OECD等の国際機関の直接投資に関する統計の利用をおこなった。今後の課題として、カナダ、アジアを含む環太平洋での日本企業の進出状況をとらえ日本経済の国際化の姿を解明したい。
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