研究分担者 |
吉村 允孝 京都大学, 工学部, 講師 (60026325)
熊本 博光 京都大学, 工学部, 助教授 (10109019)
松久 寛 京都大学, 工学部, 助教授 (00109034)
山品 元 京都大学, 工学部, 教授 (20026149)
佐藤 進 京都大学, 工学部, 教授 (90025875)
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配分額 *注記 |
29,300千円 (直接経費: 29,300千円)
1993年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1992年度: 7,200千円 (直接経費: 7,200千円)
1991年度: 7,100千円 (直接経費: 7,100千円)
1990年度: 12,900千円 (直接経費: 12,900千円)
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研究概要 |
自動生産システムを最適に管理・運用するためには,個々の機器に対する制御だけでなく,生産の計画・管理機能も制御の概念を基でとらえ,トータルなコンピュータ制御システムを作成しなければならない.そのためには,設計機能,製造機能ならびに管理機能といった3つの異なる機能をそれぞれコンピュータ支援で行い,それらを共用データベースで融合化したCIM(コンピュータ統括生産システム)を実現することが肝要である.そこでシステムインテグレーションとしてのCIMの概念とその生産方略性を明らかにし,自動生産システムのための生産管理システム,振動・騒音制御システム,並びに運用制御システムについて分析を行った.各分野の研究成果は以下の通りである. まず,生産管理システムの分野では,CIMにおける生産計画,日程計画,レイアウト計画,製品設計,工程設計について分析を行った.需要量変動,特急仕事,生産設備の故障などの変動のもとで最適な生産計画・日程計画を作成する方法論を解析し,GTの概念を用いたレイアウト計画法を示し,産業用ロボットの最適設計法を作成し,最適生産条件の決定法を明らかにした. 次に,振動・騒音制御システムの分野では,工場内騒音の能動制御を主として分析し,あわせてジャイロモーメントを用いた制振機構について解析した.騒音制御では,可変減衰形能動共鳴器による消音法について分析を行い,周期的低周波騒音の適応形能動消音法を作成し,能動消音法の数値的最適化法を明らかにした. 最後に,運用制御システムの分野では,生産設備の自動故障診断法ならびに品質設計について分析を行った.画像処理による工員損耗の自動測定法を作成し,ニューラルネットワークによる故障診断法を示し,ルールベースシステムを用いたフォールトツリーの自動生成法を解析し,さらに製造コストを最小にする品質設計法を明らかにした.
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