研究課題/領域番号 |
02403014
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研究種目 |
一般研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
金属製錬・金属化学
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
沖 猛雄 名古屋大学, 工学部, 教授 (30023039)
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研究分担者 |
市野 良一 名古屋大学, 工学部, 助手 (70223104)
興戸 正純 名古屋大学, 工学部, 助教授 (50126843)
山内 睦文 名古屋大学, 工学部, 教授 (40115647)
長 隆郎 名古屋大学, 工学部, 教授 (50023114)
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研究期間 (年度) |
1990 – 1993
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研究課題ステータス |
完了 (1993年度)
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配分額 *注記 |
39,700千円 (直接経費: 39,700千円)
1993年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
1992年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1991年度: 8,000千円 (直接経費: 8,000千円)
1990年度: 28,500千円 (直接経費: 28,500千円)
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キーワード | インピーダンス / 表面反応性 / 表面均一性 / 周波数応答 / はしご回路 / 電気化学インピーダンス / 表面インピーダンス / 溶融塩中不均化反応 / 炭化物皮膜 / 表面インピ-ダンス / 表面反応均一性 / 反応時定数分布 / 結晶配向性 / 塗膜下腐食 / イオンプレ-ティング / 機能性薄膜 |
研究概要 |
界面インピーダンス法により、金属材料表面の評価について研究を行った。金属表面の反応性とその反応性の分布の度合いを界面インピーダンス法により求まるパラメータから計算し、種々の溶液中における金属電極の表面特性について評価を行った。 金属/水溶液界面が不均質になっていることを、電気化学二重層、電荷移動抵抗と溶液抵抗からなる素子が梯子状に分布した新しい等価回路を用いて説明できることを提案した。この表面評価方法をめっき材料の脱脂、溶液中の添加剤の評価、塗装下腐食、ニッケルめっき、銅めっき、電解コンデンサー用のアルミニウム箔の電解エッチングなどの電気化学的プロセス評価に応用した。 溶液中の添加剤においては、インヒビターの添加は表面の均一化と反応の不活性化をもたらした。酸性溶液中での鉄鋼の脱脂工程においては、これらパラメータから脱脂度のモニタリングが可能であることがわかった。アルミニウムの、エッチングにおいては、規則的なトンネル状ピットの一方向への溶解は時定数を増加させるが、不規則なピットでは時定数が大きくなった。 これらの実験結果より、インピーダンスの手法が金属表面の評価に有用であることがわかった。
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