研究課題/領域番号 |
02404007
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研究種目 |
一般研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
動物形態・分類学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
川島 誠一郎 東京大学, 理学部, 教授 (20011554)
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研究分担者 |
朴 民根 東京大学, 理学部, 助手 (00228694)
岡 良隆 東京大学, 理学部, 助手 (70143360)
守 隆夫 東京大学, 理学部, 教授 (80011659)
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研究期間 (年度) |
1990 – 1992
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研究課題ステータス |
完了 (1992年度)
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配分額 *注記 |
31,300千円 (直接経費: 31,300千円)
1992年度: 7,600千円 (直接経費: 7,600千円)
1991年度: 11,800千円 (直接経費: 11,800千円)
1990年度: 11,900千円 (直接経費: 11,900千円)
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キーワード | ゴナドトロピン受容体 / プロラクチン受容体 / 受容体遺伝子クローニング / ゴナドトロピン放出ホルモン / 神経細胞 / エイジング / ダウンレギュレ-ション / 受容体遺伝子クロ-ニング / ペプチド作動性ニュ-ロン / GnRH受容体 / 子宮内膜細胞の培養 / 神経修飾物質 |
研究概要 |
ゴナドトロピン(FSH,LH)、プロラクチン,ゴナドトロピン放出ホルモン(GnRH)の受容体調節機構のエイジングに関する研究を行い、以下の成果を得た。 1.ゴナドトロピン受容体のエイジング過程での変化の一つにダウンレギューレーションのあることをマウスで発見した我々の知見を解析する基礎として、LH受容体遺伝子のクローニングを行った。細胞外ドメインのホモロジーの高い部分をプローブとして、マウス精果cDNAライブラリーをスクリーングして陽性クローンを得た。現在なお同定を進めている。 2.プロラクチン受容体のエイジング過程を解析するため、正常・下垂体移植マウスの子宮組織にプロラクチン受容体が存在することを確かめた。その結果、肝臓のプロラクチン受容体と同じ性質をもつ受容体がマウス子宮にも存在することがわかった。また、正常マウスでは若合と成獣とで子宮内におけるプロラクチン受容体に量的な差はなかった。しかし、長期間実験的に血中プロラクチン濃度を高く保つと、プロラクチン受容体量が増加し、子宮線筋症発現の原因の一つとなることがわかった。 3.GnRHの分布は正中隆起だけでなく、脳内各所に認められる。特に、魚類ドワーフグラミに著しい、GnRH受容体が存在すれば何らかの生理的役割が権定されるが、この研究に先行して脳内分布の正確な地図を描く必要がある。GnRHニューロンの性質はいろいろと明らかになり、論文としていくつか公表したが、GnRH受容体のエイジングの研究は、現在進行中のGnRH受容体のクローニングが完成してからとなる。 4.賢臓のバソプレシン受容体のエイジングに関する研究は、賢臓機能のエイジングに伴う変化の研究の形で進め、特に尿浸透圧を調べた。
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