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視覚障害児の模擬歩行路における白林歩行技能の分析

研究課題

研究課題/領域番号 02451011
研究種目

一般研究(B)

配分区分補助金
研究分野 心理学
研究機関筑波大学

研究代表者

中田 英雄  筑波大学, 心身障害学系, 助教授 (80133023)

研究分担者 牟田口 辰己  筑波大学, 附属盲学校, 教諭
研究期間 (年度) 1990 – 1991
研究課題ステータス 完了 (1991年度)
配分額 *注記
4,900千円 (直接経費: 4,900千円)
1991年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1990年度: 4,100千円 (直接経費: 4,100千円)
キーワード視覚障害児 / 模擬歩行路 / 白杖 / 固有受容感覚 / オリエンテ-ション能力 / モビリティ能力 / 空間知覚能力 / 盲人 / 全盲者 / 中途失明者 / 全盲 / 中途失明 / 歩容 / モ-ションアナライザ- / 筋電図
研究概要

本研究では、まず視覚障害者の歩行の特徴を明らかにし、次に歩行指導のあり方と問題点について整理することにした。視覚障害者の歩行の特徴として次の点が明らかになった。1)踵の接地時と離地時において歩行中の頭部の屈曲角度は、視覚障害者が有意に屈曲していた。2)踵の接地時において足関節の角度は、視覚障害者が有意に大きい角度を示した。3)踵の離地時において足関節角度は、視覚障害者が有意に小さい角度を示した。4)腰と膝の角度においては晴眼者と視覚障害者の間に有意差は見られなかった。5)歩行中の筋活動を見ると視覚障害者の前脛骨筋と腓腹筋の活動は弱く、活発な活動は観察されなかった。6)視覚障害者の歩行は末熟な歩行パタ-ンのように見えるが、危険から身を守り、安全に歩行するために獲得されたいわゆる、Adapted Gaitであると考えられる。次に、視覚障害者が歩行に際して用いる白杖は、道路上のさまざまな対象を探索し、それらの特性を視覚障害者に伝えてくれる。視覚障害者は、白杖を通して得られる情報で対象の特性をどの程度正確に把握しているのか調べてみた。白杖を用いて対象の長さや高さをどれくらい正確に知ることができるか、実験してみた。触覚、及び固有受容感覚能力は、長さは約2cm、高さは約1.5cmの差異を検出できることが分かった。白杖を巧みに動かして、対象を走査し、対象の特性を知覚する能力は、視覚障害者の白杖歩行能力を高めるために必須である。白杖の素材、白杖先端の直径、白杖の長さ、白杖走査の方法など検討事項は多い。これらの実験の外に、盲学校児童生徒の歩行指導を行ない、その問題点と課題をまとめた。

報告書

(3件)
  • 1991 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1990 実績報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] 中田 英雄: "Analysis of Gait of the Blind" Journal of Human Ergology.

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1991 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 中田 英雄,牟田口 辰己: "盲人の歩行姿勢の分析" 特殊教育.

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1991 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Nakata,H.et al.Adapted Gait of the Blind.357-361: "Eds:Doll-Tepper et al.Adapted Physical Activity." Springer-Verlag, 5 (1990)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1991 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Nakata, H. et al.: "Adapted Gait of the Blind" Adapted Physical Activity. Springer-Verlag. 357-361 (1990)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1991 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 中田 英雄: "視覚障害者の歩行姿勢の分析" 特徴教育学研究.

    • 関連する報告書
      1990 実績報告書

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公開日: 1990-04-01   更新日: 2016-04-21  

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