研究課題/領域番号 |
02451019
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研究種目 |
一般研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
社会学
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研究機関 | 茨城大学 |
研究代表者 |
小島 秀夫 茨城大学, 教育学部, 教授 (50111349)
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研究期間 (年度) |
1990 – 1992
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研究課題ステータス |
完了 (1992年度)
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配分額 *注記 |
5,100千円 (直接経費: 5,100千円)
1992年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1991年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1990年度: 3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
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キーワード | パネル調査 / 意識調査 / 郵送法 / 教師像 / 教職認知 / 教師の社会化 / 予期的社会化 / 態度変容 / 教師の意識 / 専門職意識 |
研究概要 |
本研究は、これまで研究されることのなかった学生時代の意識と教師になった現在の意識の変化を、パネル調査で得られたデータを使用して分析するものである。本研究は将来パネル調査を実施することを目的として、1984年に開始されたものである。具体的には、1984年に茨城大学の教育学部生に対して意識調査を実施し、1986年にも調査を実施し、初期のサンプル数を1024とした。その後、1990年10月から卒業生が実際に教職についているかの確認作業を実施し、756人が教職についていることが明らかにされた。パネル調査は郵送調査によってなされ、1991年1月に調査票を発送した。最終的に回収された調査票は592となり、そのなかで1名を除いた591名について、学生時代のデータと結合することができた。調査では、学生時代と現在で同じ質問項目が加えられており、それらの項目を分析することによって、同一個人内における意識の変化が明らかにされる。たとえば良い教師であるための条件の変化についてみると、次のようなことが明らかにされた。重要度が上昇した項目としては「事務的能力にすぐれること」「絵や歌がうまいこと」「ユーモアがあること」などであり、反対に重要度が下降した項目には、「目上の人に従順なこと」「人の世話をすすんでやること」がある。こうした一連の変化は、学生時代の理想的な教師像から現実的な教師像への移行としてとらえられる。同様に教職認知の変化についてみると、比率が上昇した項目としては、「天性の人柄の魅力で勝負する」「教育指導の技術者になる必要がある」と「自分の考えで仕事を進められる」であることが明らかにされた。
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