研究課題/領域番号 |
02451031
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研究種目 |
一般研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
社会学
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研究機関 | 奈良大学 |
研究代表者 |
吉井 藤重郎 奈良大学, 社会学部, 教授 (90046772)
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研究分担者 |
市ノ瀬 慎一 奈良大学, 社会学部, 助手 (30203102)
荒川 茂則 奈良大学, 社会学部, 助手 (00212613)
桂 良太郎 奈良大学, 社会学部, 講師 (50214359)
土田 英雄 奈良大学, 社会学部, 教授 (00030221)
巽 信晴 奈良大学, 社会学部, 教授 (50046794)
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研究期間 (年度) |
1990 – 1991
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研究課題ステータス |
完了 (1991年度)
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配分額 *注記 |
4,500千円 (直接経費: 4,500千円)
1991年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1990年度: 3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
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キーワード | 異業種交流 / 融合化 / 企業文化 / 中小企業 / 地場産業 / 地域社会 |
研究概要 |
1.平成2年度に次の調査を分析することで達成した成果。奈良県下の異業種交流参加の全企業175社(Aグル-プ)と不参加企業105社(Bグル-プ)の技術開発及び新市場開拓に関する企業意欲、達成度評価、他企業との協力関係から地場産業の→市場ニ-ズ対応課題にAグル-プがBグル-プに比べてより積極的であり、タテ型ネットワ-キング(下請関係組織)よりもヨコ型ネットワ-キング(異業種交流組織)の方が効果的であり、更に新商品、新技術の開発への取組みとその成果が新市場の開拓に先行する不均衡がみられることから、今後の課題として、異業種交流会の組織を第3次産業に拡大する必要があることを指適した。 2.平成3年度は大阪府の異業種交流会(Cグル-プ)120社と奈良県下の前年度調査グル-プ(Dグル-プ)104社に対し、企業調査、事務局調査の分析で次の成果をあげた。目的達成及び融合化交流の段階でCグル-プが先行しているが、その差は異業種交流会単位組織内の分科会の機能と組織整備の差に対応していること、更に交流を支える人間関係面ではCグル-プの機能的・目的合理的人間関係、Dグル-プの伝統的地域社会的人間関係に比較類型的差異がみとめられること、また同業組合(同業種の中小企業協同組合)に対する関与もC及びDグル-プ間の技術開発、市場開拓に関連して差異があることを指適することができた。 3.大阪ー奈良の企業文化についての特質の比較から、それらが異業種交流活動を促進し、活性化させる要因の一つになりはしないかという推論も提示された。 4.(添付印刷物)、研究成果報告書「ネットワ-キングとしての異業種交流に関する基礎的応用的研究」平成4年3月印刷
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