研究課題/領域番号 |
02451048
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研究種目 |
一般研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
日本史
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研究機関 | 和歌山大学 |
研究代表者 |
高嶋 雅明 和歌山大学, 経済学部, 教授 (90031848)
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研究分担者 |
河合 康夫 和歌山大学, 教育学部, 助教授 (20195035)
山田 良治 和歌山大学, 教育学部, 助教授 (00135831)
泉 健 和歌山大学, 教育学部, 助教授 (80107995)
藤本 清二郎 和歌山大学, 教育学部, 助教授 (40127428)
小山 靖憲 和歌山大学, 教育学部, 教授 (50031802)
米田 頼司 和歌山大学, 教育学部, 助教授 (60144101)
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研究期間 (年度) |
1990 – 1991
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研究課題ステータス |
完了 (1991年度)
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配分額 *注記 |
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
1991年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
1990年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
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キーワード | 漁業 / 賀太庄 / 太地鯨方 / あしか漁 / 動力漁船 / わらべ歌 / 牡蛎・海苔養殖 / 漁村の社会構造 / 近世の漁業政策 / 漁業資本 / 地域開発 / 近代の漁業政策 / 紀伊半島 |
研究概要 |
本研究は、歴史学・地理学・社会学・経済学などによって、紀伊半島における漁村社会の歴史的特質及び現状を関連させて総合的に分析を行うことを目的とし、次のような具体的な課題を設定した。 1.紀伊半島の漁村地域の古代から近代に至る漁業の発展過程を明らかにし、漁村社会の特質とその近代的展開を解明する。 2.昭和40年代以降、急速に変貌を遂げつつある紀伊半島の漁村の現状を漁業経済・漁村の社会構造の諸視角から分析する。 3.諸外国・他地域の漁業・漁村問題の分析を加えることによって、紀伊半島の漁村社会の発展の方向を模索する。 1の〈漁業史〕に関しては学外の研究協力者の参加も得て、二・三の新しい知見を加えることができた。近世期の捕鯨やあしか漁が大いに発展し、漁村社会の構成にまで影響を及ぼしたこと、カキ・ノリ養殖業が和歌浦湾でかなり盛んであったこと、また、近代においては沿岸漁業が優勢で大型漁船による漁業は余り発展しなかったことなどが明らかにできた。 2については、漁村地域のわらべ歌の分析から1980年代末でも、まだ伝統的文化が根強く残っていることを明らかにしたが、漁業経済や漁村社会の変貌についての分析はできなかった。 また、前近代における紀伊半島の漁村構造の先進性についてはかなり明らかにできたが、現状分析と発展方向の模索は今後の課題として残った。
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