研究課題/領域番号 |
02451086
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研究種目 |
一般研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
建築計画・都市計画
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
巽 和夫 京都大学, 工学部, 教授 (50025839)
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研究分担者 |
高田 光雄 京都大学, 工学部, 助教授 (30127097)
秋山 哲一 東洋大学, 工学部, 助教授 (30111917)
東樋口 護 (東樋口 譲) 東京大学, 工学部, 助教授 (50026366)
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研究期間 (年度) |
1990 – 1992
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研究課題ステータス |
完了 (1992年度)
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配分額 *注記 |
4,700千円 (直接経費: 4,700千円)
1992年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1991年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1990年度: 3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
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キーワード | 建築企画 / 複合建築 / ホテル / 駅 / 社会的建築企画 / 建築行政 / 建築集団 |
研究概要 |
本年度は、前年度までの個別建築物の建築企画に関する調査において複合化に焦点を当ててその要因と効果を実態調査し、建築企画の意思決定に関して解明することを目的に研究を進めた。具体的な対象として住宅、ホテル、駅を取り上げ、建築企画の視点から現象としての複合化を分析している。複合化は各種建築の建築計画の枠組みを越えた領域の検討が必要であり、建築以外の分野との連携が不可欠であることから建築企画の検討を行なっていくにあたって適当であり、応用の範囲が広い。 住宅を分析対象に取り上げたのは、私領域としての概念が強く、他の施設との両立性が高くないにも関わらず、多様な形態で複合化が進められており、大都市の都心部における住宅供給では複合化することが必要不可欠になってきているからである。また、ホテルを分析対象として取り上げたのは、24時間化や生活の外部化、サービス経済化など都市生活の変化の対応してその形態が変容してきた都市建築の代表としてとらえることができるからである。駅は公共交通のための社会資本としての役割が大きく、単体の建築物と群としての開発の中間的な位置付けにある。 複合化の要因は各建築物の用途や立地、利用形態などによって異なり、一概に扱うことはできないが、経済性に起因するとこらが大きいが、用途複合による利便性やイメージの向上などの効果が認識されるようになって、計画的に複合化を進める例が増加してきている。前年度までに建築プロセスにおける建築企画に位置付けについて検討してきたが、これらの研究成果を前年度までの成果に付け加える形で、組織・業務・位置付け、プロセス、手法など建築企画を様々な側面から建築企画論として構成し本研究のまとめとした。
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