研究課題/領域番号 |
02452061
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研究種目 |
一般研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
超高層物理学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
杉浦 直治 東京大学, 医学部, 助教授 (80196716)
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研究期間 (年度) |
1990 – 1991
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研究課題ステータス |
完了 (1991年度)
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配分額 *注記 |
7,500千円 (直接経費: 7,500千円)
1991年度: 3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
1990年度: 4,300千円 (直接経費: 4,300千円)
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キーワード | 微粒子 / 微惑星 / 原始太陽系 / 粒子サイズ測定 / フラクタル / 付着確率 / 集積過程 / 付着成長 / 粒度分布 |
研究概要 |
平成3年度は、レーザ光の散乱を使っ 粒子サイズ分布を測定する装置を購入した。この装置を使って空気中で微粒子の集積成長を観測することに成功した。この様な観測は、液相中の微粒子については二、三の報告があるが、惑星科学に関連した気相中の観測は、世界で初めてである。実験室における環境は、原始太陽系星雲中のものとは大きく異なる。たとえば粒子の数密度は実験室ではずっと大きい。したがって我々が本当に必要な情報は、実験室中での成長速度ではなく、微粒子が衝突した時にどれだけの確率で付着するかというパラメーター(sticking probability)である。我々は、微粒子の空気中での動きはブラウン運動であると仮定することにより、粒子の衝突頻度を求め、観測される粒子の付着成長速度と比較することによりsticking probabilityを求めることができた。まだ限られた回数の実験を限られた物質について行っただけであるが、現在のところsticking probabilityは1に近いという結論を得ている。今後の課題として、粒子の原料、周囲の環境をいろいろ変えてsticking probabilityがどの様なparameterに強く依存するかを調べる必要がある。さらに、購入した粒子サイズ分布測定装置は、空げき率ゼロの球状の粒子サイズを測定するようにできているため、フラクタル状に集積した集合体のサイズを正確に測定できるように、データの解析方法を改良する必要がある。
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