研究課題/領域番号 |
02452139
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研究種目 |
一般研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
電力工学
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研究機関 | 武蔵工業大学 |
研究代表者 |
堺 孝夫 武蔵工業大学, 工学部, 教授 (10061483)
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研究分担者 |
湯本 雅恵 武蔵工業大学, 工学部, 助教授 (10120867)
伊藤 泰郎 武蔵工業大学, 工学部, 教授 (80061505)
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研究期間 (年度) |
1990 – 1992
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研究課題ステータス |
完了 (1992年度)
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配分額 *注記 |
5,400千円 (直接経費: 5,400千円)
1992年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
1991年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
1990年度: 3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
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キーワード | オゾン / 成層圏 / 無声放電 / グロー放電 / 発生器 / タウンゼンド放電 / グロ-放電 / オゾン層 / オゾン濃度 / 収率 |
研究概要 |
1 成層圏相当圧力におけるオゾン発生効率の測定 平成3年度実績報告書において述べたように、成層圏の大気圧はその高度に応じて200Torr(高度15km程度)ないし1Torr(高度50km程度)と幅が広い。低気圧(高高度)において放電を利用したオゾン生成には、グロー放電、ないし放電発光によるオゾン生成が考えられたが、エネルギー当りの生成量は小さく、利用の可能性は小さい。 これに対し、成層圏におけるオゾンの重心といわれる20〜25kmの高さにける大気圧は70Torr前後とされるが、その下、対流圏と成層圏の界面では200Torr前後で、この領域では、地上におけるオゾン生成同様、無声放電を利用することが可能である。実験によって確かめた結果、(a)ギャップ間隔6〜9mmにおいて最高100g/kWhが得られた。この値は、エネルギー面からみて利用できる範囲にあると考えられる。(b)生成されたオゾンを発生器から直ちに外部に放出することが望ましい。従って原料気体を流す必要がある。測定の結果、発生器内の滞在時間が24msないし240msの場合、滞在時間による大きな修率(発生オゾg/kWh)に大きな違いの無いことが明らかになった。 2 地上におけるオゾンとの関係(日、欧、米の動向から) 紫外線吸収の面からみると、高さ方向に積分したオゾン量の増大を企る事になるが、地上の生活圏におけるオゾンの増加は、活性酸素の増大に繋がり、生態系に悪影響を及ぼす。近年NOx,SOxや溶剤等産業廃棄物処理に大型電子ビーム方式等が採られる傾向にある。これによる2次的オゾン生成を削減する研究も必要である。
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