研究課題/領域番号 |
02452146
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研究種目 |
一般研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
電子材料工学
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
水谷 照吉 名古屋大学, 工学部, 教授 (70023249)
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研究分担者 |
森 竜雄 名古屋大学, 工学部, 助手 (40230073)
鈴置 保雄 名古屋大学, 工学部, 助教授 (10115587)
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研究期間 (年度) |
1990 – 1992
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研究課題ステータス |
完了 (1992年度)
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配分額 *注記 |
3,800千円 (直接経費: 3,800千円)
1992年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
1991年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
1990年度: 3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
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キーワード | 有機薄膜 / 発光素子 / 色素ドープ / レーザ色素 / けい光寿命 / イオン化ポテンシャル / アルミキノリノール錯体 / アルミキノリトル錯体 / プラズマ表面処理 / 仕事関数 / ESCA / 静電容量ー電圧特性 / ホ-ル注入 / 作成条件 / 真空蒸着法 / 発光しきい電圧 / アルミキノリノ-ル錯体 / ジアミン誘導体 / 電界発光 |
研究概要 |
今年度の目標である素子性能の高性能化により、電荷輸送材料にトリフェニルジアミン誘導体、発光材料にアルミキノリノール錯体を利用し、 1)実用輝度レベルの発光を得るのに5V以下の低電圧駆動 2)寿命数百時間 3)面均一発光 を達成する有機発光素子の作成が実現された。 さらに高効率な発光素子を実現するために色素ドープ法を利用した発光素子の作成と発光機構の解明を検討した。発光層であるアルミキノリノール錯体にクマリンやDCMというレーザ色素およびスクアリリウムをドープした。前者がドープした色素の発光しか観測されないのに対して、後者はアルミキノリノール錯体の発光も観測された。しかしながら、発光効率では前者が上昇するのに対して、後者は必ずしも増加せず逆に減少した。この発光機構はイオン化ポテンシャルの測定と光学吸収特性およびけい光寿命の測定により検討を行った。その結果としてスクアリリウム色素と他の色素との分散性の違いが大きく影響していることが示唆された。この点は必ずしも直接的な実験結果が得られているとはいえないが、今後の検討により明らかにすることが可能であると考えられる。またけい光寿命の測定からアルミキノリノール錯体のけい光寿命が1ns未満、3ns、10ns以上ということを始めて明らかにした。特に他の色素をドープした場合にはアルミキノリノール錯体の長いけい光寿命成分が消失し、ゲスト色素にエネルギー移動を起こすことがわかった。しかし、短寿命成分は色素により減衰したり、しなかったりする。この機構はまだ不明である。もっとも短い成分は光励起の時のみ現れ、電界励起では寄与しないと考えられる。
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