研究課題/領域番号 |
02452153
|
研究種目 |
一般研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
情報工学
|
研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
五十嵐 滋 筑波大学, 電子・情報工学系, 教授 (80027367)
|
研究分担者 |
水谷 哲也 筑波大学, 電子・情報工学系, 助手 (70209758)
大木 敦雄 筑波大学, 社会工学系, 助手 (20160434)
西村 泰一 筑波大学, 数学系, 講師 (70135614)
細野 千春 筑波大学, 電子・情報工学系, 講師 (20108294)
辻 尚史 筑波大学, 電子・情報工学系, 助教授 (70016666)
|
研究期間 (年度) |
1990 – 1992
|
研究課題ステータス |
完了 (1992年度)
|
配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,900千円)
1992年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1991年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
1990年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
|
キーワード | レー転換 / NU / 不完全情報ゲーム / 音楽情報処理 / 同値理論 / 人工知能 / V-転換 / Uー転換 / 不完全情報ゲ-ム / 軌跡準同型 |
研究概要 |
各研究分担者は、解析的意味論に基づく述語論理的プログラム言語NU理論の構築及び処理系の作成等を行なった。UNは、理論的プログラム言語であるうえに手続き的な表現ができ、さらにプログラムの要求仕様と相互に変換が容易であるという特徴をもつ。主な研究業績は、以下の2項目である。 1 NUの理論面の研究として、以下の3点について一定の成果が得られた。このうち一部は公表し、一部は公表準備中である。 (1)実時間並行にプロセスに関する諸問題を表現・解析する、時制算術と呼ぶ新たな方法を開発し、その上での検証システムについて研究した。 (2)NUで表現された並行プログラムに関する同値理論(軌跡準同型写像)を用いて、デッカーの解という数学的にも実際のプログラム作成論的においても非常に興味深い具体例について、新たな手法で解析を行った。 (3)NU解釈系の解釈可能な範囲を明確にするため、決定可能である数学理論を考案した。 2 不完全情報ゲームや音楽情報処理という、高度に知的な人工知能的課題について、以下の2点を研究した。 (1)不完全情報ゲームであるコントラクトブリッジの終盤のプレイについて、必勝形であるか否かを理論的に表現し、それを手続き型プログラムに翻訳、実行すると共に、コントラクト及びにプレイについて、論理的・人工知能的に解析する方法について研究した。 (2)音楽情報処理について、開発中に自動伴奏システムの仕様について研究した。これは上記1-(1)の手法を用いている。また、演奏家に様々な特徴を抽出するシステムを開発した。
|