研究課題/領域番号 |
02452166
|
研究種目 |
一般研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
情報工学
|
研究機関 | 京都大学 (1991) 九州大学 (1990) |
研究代表者 |
富田 眞治 京都大学, 工学部, 教授 (40026323)
|
研究分担者 |
村上 和彰 九州大学, 大学院総合理工学研究科, 助手 (10200263)
柴山 潔 京都大学, 工学部, 助教授 (70127091)
福田 晃 九州大学, 大学院総合理工学研究科, 助教授 (80165282)
吉田 紀彦 九州大学, 工学部, 助手 (00182775)
|
研究期間 (年度) |
1990 – 1991
|
研究課題ステータス |
完了 (1991年度)
|
配分額 *注記 |
5,700千円 (直接経費: 5,700千円)
1991年度: 2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
1990年度: 3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
|
キーワード | ス-パスカラ・プロセッサ / 命令パイプライン / 最適化コンパイラ / コ-ド・スケジュ-リング / 分岐予測 / ロ-ド / ストア・ア-キテクチャ / 割込みア-キテクチャ / 低レベル並列処理 / ス-パ-スカラ・プロセッサ |
研究概要 |
本研究では、機械命令レベル並列処理の一形態であるス-パ-スカラ方式の基本制御方式、ハ-ドウエア/ソフトウエアによる高速化手法およびシミュレ-ションによる性能予測について研究を行ってきた。主な研究成果を以下に示す。 1.ス-パ-スカラ方式の基本制御方式の研究: プロセッサの基本制御方式として以下のような斬新な方式を提案した。(1)4多重の命令パイプラインにおける命令発行・実行をインオ-ダ発行、アウトオブオ-ダ実行とする。これによって、高速性を維持しつつ大幅なハ-ドウエア量の削減を図った。(2)分岐命令の高速処理を行うために早期分岐解消方式を採るとともに、分岐先バッファ方式と静的分岐予測とを併用した斬新な分岐予測機構を採用した。(3)機械命令レベル並列処理プロセッサ向きの、新しい割込みア-キテクチャを考案し採用した。(4)ロ-ドストア操作の依存解析の簡略化を図るため、コンパイラ指向の方式を提案した。 2.ス-パスカラ方式の最適化コンパイラの研究: ス-パスカラ方式では、コンパイラによる最適化が大きな役割を果たす。ソフトウエアパイプライニング方式、ル-プアンロ-リング方式、およびそれらを組合せた方式による高速化について検討し、DOーALL型ル-プで最大5倍の性能向上が得られるなど、これの方式の有効性を確認した。
|