研究課題/領域番号 |
02452168
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研究種目 |
一般研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
情報工学
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研究機関 | 九州工業大学 |
研究代表者 |
河口 英二 九州工業大学, 工学部, 教授 (90038000)
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研究分担者 |
鎌田 清一郎 九州工業大学, 工学部, 助手 (00204602)
石川 聖二 九州工業大学, 工学部, 助教授 (90128116)
石原 好弘 福岡工業短期大学, 電子情報工学科, 教授 (50079711)
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研究期間 (年度) |
1990 – 1991
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研究課題ステータス |
完了 (1991年度)
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配分額 *注記 |
800千円 (直接経費: 800千円)
1991年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
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キーワード | 知識デ-タ / 意味表現 / 自然言語概念 / 会話文デ-タベ-ス / 意味検索 / 発話意図 / 知識システム / 人工知能 |
研究概要 |
1.英・日会話文の収集と意味構造記述デ-タの作成 本研究全体を通じて、NHKの「ラジオ英会話テキスト」を原資料として利用し、総数約20,000文の英語/日本語会語文を収集してMSーDOSファイルとした。また意味構造デ-タとしては、約8,000文について作成した。 2.会話文と意味構造デ-タ(SD式デ-タ)管理システムの開発 SD式処理プログラムパッケ-ジ(SDENV)を開発し、これを基にして「会話文デ-タ管理システム」及び「SD式管理システム)を作成した。その機能としては、A.概念ラベルの登録、B.知識デ-タの動的登録、C.話題(会語場面)管理などを含む。 3.会話文デ-タベ-ス利用システムの開発 本研究で収集・構築した会話文デ-タベ-スを利用する「英・日会話文の意味的検索システム」のプロトタイプを作成した。このシステムの処理速度を向上させる技法として、処理における以前の成功/不成功結果をシステム内に効率よく蓄積する方法を開発した。この技法により以前の10倍程度の高速化が実現できている。プログラムはPrologおよびCを用いて書いている。本検索システムにおける検索キ-としては、(1)一つのSD式、(2)陳述文における機能項目、(3)概念ラベル、および会話文相互の意味的な近さの尺度を計算して最適なものを検索出来るようにしている。この処理の中心はSDENVの中の「詳述量」とそれを基にした「意味差の尺度」の計算機能である。
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