研究課題/領域番号 |
02452209
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研究種目 |
一般研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
建築構造・材料
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
秋山 宏 東京大学, 工学部, 教授 (80010825)
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研究期間 (年度) |
1990 – 1992
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研究課題ステータス |
完了 (1992年度)
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配分額 *注記 |
5,500千円 (直接経費: 5,500千円)
1992年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1991年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
1990年度: 3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
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キーワード | 耐震極限設計 / 円筒構造 / 座屈 / エネルギー吸収能力 / 底板の浮き上り / 配管系 / 極低サイクル / 鋼素材 / 円筒講造 / エネルギ吸収能力 / 底板の浮上り / 耐震極限設計法 / 破壊 / 骨格曲線 / バウシンガ-効果 / 地震入力 |
研究概要 |
1.耐震極限設計法の体系化 耐震極限設計法は、構造物のエネルギー吸収能力が、地震により構造物に投入されるエネルギーを上回ることを耐震性の判定条件とする設計法である。この設計法は一般の建築構造物に対しては、広く適用可能であることが確められている。本研究は耐震極限設計法の石油タンク・原子力発電施設・サイロ等の産業構造物への適用を目的としたものである。これら構造物の崩壊モードは、一般建築物と同一ではない。したがって耐震極限設計法の適用に際しては、これら構造物の特徴を設計式に反映することが重要となる。前年度までに、円筒構造物の座屈挙動、円筒貯槽底板の浮き上り挙動を、一連の実験及び解析で明らかのした。また、産業施設構造物に付属的に設けられる要素としての配管系に対しても、その耐力及び変形能力の概略を明らかにした。これら研究成果に基づき、平底同筒貯槽の終局エネルギー吸収能力を体系的に把握し、基本設計式を提示した。 2.設計の自由度の拡大 極低サイクル下における、鋼素材の終局エネルギー吸収能力を実験的に把握し、高性能エネルギー吸収要素の設計の為の条件整備を行った。エネルギー吸収要素を設計の目的に応じた適所に配置することによって、構造物自体のエネルギー吸収能力に基づき評価される耐震設計法の枠組を越えた設計法構築の可能性を示した。
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