研究課題/領域番号 |
02452221
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研究種目 |
一般研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
建築設備・環境工学
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研究機関 | 国立公衆衛生院 |
研究代表者 |
入江 建久 国立公衆衛生院, 建築衛生学部, 部長 (30077177)
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研究分担者 |
徳山 久雄 国立公衆衛生院, 建築衛生学部, 主任研究官 (80077205)
池田 耕一 国立公衆衛生院, 建築衛生学部, 室長 (90100057)
松本 恭治 国立公衆衛生院, 建築衛生学部, 室長 (30017967)
吉田 拓正 国立公衆衛生院, 建築衛生学部, 室長 (70077204)
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研究期間 (年度) |
1990 – 1992
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研究課題ステータス |
完了 (1992年度)
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配分額 *注記 |
6,700千円 (直接経費: 6,700千円)
1992年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1991年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1990年度: 4,600千円 (直接経費: 4,600千円)
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キーワード | ダニ(ヒョウヒダニ) / 室内空気汚染 / 室内温湿度 / 浮遊粉じん / 室内アレルゲン / 小児ぜんそく / 換気 / 布団乾燥機 / 室内発じん / 小児ぜん息 / ヒョウヒダニ / ダニタンパク / 室内浮遊粉じん / 室内落下じん |
研究概要 |
3年計画の最終年度として平成4年度は下記の研究を実施した。 1.室内生ダニおよびダニアレルゲンの環境関連実態調査 近年開発された高断熱・高気密木造住宅における調査を、従来からの一般戸建住宅、集合住宅に加えて実施した。夏期の冷房、冬期の暖房の普及レベルの向上により温熱面での快適環境は増々広く実現されつつあるが、ぜんそく、アトピー性疾患は増加の一途を辿っていることが報じられている通り、我々が指標的に採りあげた生ダニの消長についても建築および設備の性能差は殆んど反映されず、ただ冬期の生息数の若干の増加傾向が認められるに止まった。 問題はむしろ居住者の積極的な換気行動および清掃活動に関わっていることが最終的に確認された。 2.ダニアレルゲン制御のための布団乾燥機の効態調査 ダニアレルゲンは室内床面のみでなく、布団内のダニに由来するものが多いといわれることから、当初予定していなかった市販の布団乾燥機の効能調査を追加実施した。機種により布団全面にわたる均等な温度分布が実現されないものもあり、期待されるほどのダニ減少効果は得られなかったが、清掃活動と併用すれば十分効果は挙げられることが判明した。 3.アレルギー疾患と室内粉じん性状との関連のまとめ 「ほこり」に代表される室内粉じんの濃度、粒度分布、堆積量とぜんそく患者・健常者との関連につき再度追調査を実施したが、明確な差は見出せなかった。しかし室内清浄度の指標として堆積量の把握は重要な要素である。 4.アレルギー疾患に関わる建築環境要素のあり方に関する総括 アレルギ疾患の防止に関わる建築環境のハード・ソフト両面のあり方を提言した
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